【論文】「ただしイケメンに限る」の本当と嘘

心理学

「イケメン有利説」の真の正体

男たちが「※ただしイケメンに限る」という言葉に執着している間に、進化心理学者たちは女性の配偶者選好に関する決定的な答えを既に叩き出していました。

その金字塔が、テキサス大学のデイヴィッド・バス(David M. Buss)が1989年に発表した歴史的論文「Sex differences in human mate preferences: Evolutionary hypotheses tested in 37 cultures(37文化圏における配偶者選好の性差)」です。

バスは世界37の多様な文化圏(先進国から伝統的な狩猟採集社会まで)、計10,047人の男女を対象に、配偶者に何を求めるかという大規模な野外調査を行いました。

その結果、地球上のあらゆる文化や人種を超えて、女性が男性に求める選好の第1位に君臨し続けたのは、「顔の良さ(イケメン度)」ではありませんでした。

女性が絶対的な優先順位として求めたのは、「経済的見通し(収入)」「社会的ステータス」「野心・勤勉さ」といった、「資源獲得能力(Resource Acquisition Capacity)」だったのです。

クソニートくん
クソニートくん

さっき、アンケート調査は信用ならないって言わなかったっけ?

Murasaki
Murasaki

あとで補足していくが、これはあくまで「進化心理学の歴史」くらいにとらえてくれ。

男性が女性に対して一貫して「若さと外見的魅力(生殖価値のシグナル)」を求めたのに対し、女性が男性に求めたのは一貫して「自分と子どもを養い保護できるリソースの有無」でした。

女性にとって、男性の「顔の良さ」は独立した決定打ではなく、その男性の健康さや遺伝的適応度を示す「補足的なシグナル」の一つに過ぎません。

「イケメンだからモテている」ように見える男の正体は、顔そのものではなく、顔によってもたらされた自信や高い社会的ステータス、あるいは資源獲得能力の予兆に女性が惹きつけられているだけなのです。

女性の脳に刻まれた『ハイパーガミー(上婚志向)』の心理学

社会学および進化心理学において、女性のパートナー選好の根本にあるメカニズムは「ハイパーガミー(Hypergamy / 上婚)」と呼ばれます。

シラキュース大学のジョン・タウンゼンド(John M. Townsend)が1998年の著書や一連の実験で解明したように、女性は本能的に「自分よりもあらゆるステータスが『格上』である男性」に対してしか性的魅力を感じないように設計されています。

女性にとって、相手が自分と同等、あるいは自分以下のステータス(収入、能力、精神的優位性)に落ち込んだ瞬間、脳内で強い「生理的拒絶感」が発生します。

「※ただしイケメンに限る」と愚痴を言っている男たちの本当の敗因は、顔が悪いからではなく、「女性から見て自分より格下の男(価値の低い男)」だと見定容されたからに他なりません。

女が愛するのは「顔」ではない。「自分よりも格上の存在」だけなのです。

マッチングアプリが見出した「上昇婚」の証拠

テキサス大学のデイヴィッド・バス(David M. Buss)が1989年に発表した歴史的論文「Sex differences in human mate preferences: Evolutionary hypotheses tested in 37 cultures(37文化圏における配偶者選好の性差)」は、アンケート調査だから信用ならねぇと吐き捨てました。

しかしながら、さまざまな研究が「女性は格上しか愛さない」という事実を補完しています。

その典型例が、マッチングアプリのマッチ率と男性ステータスの関係です。

マッチングアプリDineが公表したデータを紹介します。
男性は、学歴が高いほど、年収が高いほど、身長が高いほどモテることがわかりました。

他にも、女性の「格上しか愛さない」を補完する証拠はいくらでもあるのですが、ここでは紹介しきれません。

しかしながら、読者に理解してもらいたいポイントは
「イケメンであることは確かに格上ポイントの一つであるが、他にも格上であることを誇示する方法はいくらでも存在するため 卑屈になるな」
ということが答えでしょう。

クソニートくん
クソニートくん

じゃあ、僕みたいなブスでも勝てるってことか!!!!

Murasaki
Murasaki

それは極論だw
もう少し解像度を上げていこう

イケメンになる必要はないが、『足切りライン』は越えろ 〜科学が示す外見最適化の真実〜

「なら、顔の自分磨きなんて一切不要で、金とステータスだけ磨けばいいのか?」

そう極論に走ろうとする男たちに、冷水を浴びせる研究が存在します。

2017年の研究を紹介します。研究者らは誤解を恐れず言い切ると「男性の性格は性愛においては容姿の一定ラインを超えない限り評価されず、また容姿が優れない男性は実際の性格によらず好ましくないと評価される」ということを発見しました。

Women and their mothers were strongly influenced by the physical attractiveness of the target men and preferred the attractive and moderately attractive targets. Men with the most desirable personality profiles were rated more favorably than their counterparts only when they were at least moderately attractive. Unattractive men were never rated as more desirable partners for daughters, even when they possessed the most desirable trait profiles.

https://link.springer.com/article/10.1007/s40806-017-0092-x

研究では、女性とその母親に身体的魅力が異なる3人の白人男性の3枚のカラー写真と、プロフィールを見せ男性を評価してもらいました。

結果、女性とその母親の評価は案の定ターゲット男性の身体的魅力に強く影響されている事が示唆されました。

特に面白いのが、最も望ましいプロファイルを持つ男性はある程度身体的に魅力的であった場合のみ好意的に評価され、身体的に魅力的でない男性は最も望ましいプロファイルを持っていても望ましいパートナーと評価される事はなかったと言う点です。

クソニートくん
クソニートくん

なんとwwww

Murasaki
Murasaki

流石にボーダーラインがあるから、そこは超えてくれってこった。

確かに外見ではなく、他の方法で格上であることを誇示するべきだ… と主張しましたが
「外見のキモい、それ以外は完璧な人間」
に女性は全く濡れないのです。

…そりゃあそうだとしか言いようがありませんが、この事実は裏を返せば「イケメンじゃなくてもいいから、最低限外見を整えろ。それができたら、お前の個性を伸ばして格上を誇示せよ」という、現実かつ真っ当なアドバイスが浮かび上がってくるのです。

外見は『Sランク(イケメン)』を目指す必要はない。『Fランク(足切り)』を回避せよ

リーらの研究が示した構造は非常に明快です。

外見的魅力は、一定の最低閾値(足切りライン)を超えるまでは「絶対に必要な必須品(Necessity)」として消費されます。足切りラインを下回っている男(清潔感がない、極度の肥満、服装がゴミ)は、どれほど性格が良く、どれほど収入が高くても、女性の選択候補の土俵に上がることすらできず門前払い(足切り)されます。

しかし、ひとたび外見が最低限の合格ライン(普通〜中の上)を突破すると、外見の価値は「贅沢品(Luxury)」へと変化します。

足切りラインを超えた後は、顔面偏差値を60から70に上げる努力をしても、得られるリターンは極めて小さくなります。そこから先は、ステータス、収入、優位性、ユーモアといった他の要素が勝負を決めるのです。

つまり、男たちが目指すべきは「イケメン(Sランク)になること」ではなく、「外見の足切りライン(Fランク)を確実にクリアすること」に他なりません。

クソニートくん
クソニートくん

そっか!足切りさえ超えれば、あとはステータス勝負なんだ!じゃあ髪型とか服をおしゃれにすればいいの?

Murasaki
Murasaki

甘いな。髪型や服装をいくら変えたところで、根底の体型が崩れていれば『おしゃれなキモい奴』が生まれるだけだ。

では、我々が実行するべき外見改善とはなんなのでしょうか。

外見改善のS Tierは『体脂肪率の削ぎ落とし(ダイエット)』である

足切りラインを最速かつ確実に突破するための外見投資とは何か?

多くの男たちは、手っ取り早く美容室に行ったり、ブランド物の服を買ったり、あるいは高価なメンズメイクに走ろうとします。

これらも極めて重要ですし、もちろんできるならやるべきです。

しかし、これらの「本気出せば、全部やっても1日で終わるメンテナンス」を外見改善だと思われては困るのです。

Murasaki
Murasaki

スキンケアも、美容院も、眉カットも、服の身長も、ぜ〜〜〜んぶ1日で終わるだろ。
そうゆうことじゃないんだよ。

クソニートくん
クソニートくん

どうすればいいのさ…

科学的に見てこれらはすべて二の次です。
…いや、これらは常にやるべきことであって、やって当たり前、別に加点とかそうゆうものにはならないでしょう。

セント・アンドリュース大学のヴィネット・コーティ(Vinet Coetzee)らが2009年に *Perception* 誌で発表した研究や、ランタラ(Rantala et al., 2013)の論文「Facial Adiposity(顔の体脂肪率)」が示す通り、人間の脳が相手の外見から瞬時に「健康度」と「魅力度」を測定している最大の指標は、「顔と身体の体脂肪率(Facial & Body Adiposity)」です。

コーティらの実験では、顔写真から算出される体脂肪率(Facial Adiposity)が、BMIや実際の健康状態と強く相関しており、被験者は顔の脂肪量が適正範囲(引き締まった状態)にある写真を最も魅力的かつ健康的だと判断しました。

どれほど高級な服を着て、髪型を流行りのトレンドに整えたところで、顔や腹に余分な脂肪が乗っていれば、脳の生存本能は一瞬で「不健康・自己管理能力の欠如・生存適応度の低さ」を検知し、足切り判定を下します。

Murasaki
Murasaki

デブが眉毛を整えても、小綺麗なデブの完成だ。

表面的な装飾に金をかけるのは、「綺麗な包装紙でゴミを包む」ような愚行です。

外見改善における唯一絶対のS Tier(最優先事項)は、「ダイエットによって体脂肪率を適正ライン(10〜15%程度)まで削ぎ落とし、輪郭をシャープにすること」に尽きます。


そして実際に女性が好きな体脂肪率も判明しており、これはテストステロン値が最大になる体脂肪率と一致するとも知られています。

カリフォルニア大学の研究を紹介します。 男性が最も女性を惹きつける体脂肪率は8~12%であることが判明しています。

Research also shows that to maximize your attractiveness to women, guys only need to gain about 20 to 30 pounds of muscle and reduce their body fat percentage to 8 to 12%.

https://legionathletics.com/attractive-body/

そしてこれは、男性ホルモンであり男らしさの象徴であるテストステロンが最も高くなる体脂肪率と部分的に一致しています。

余分な脂肪を削ぎ落として顔の骨格ラインを露出させることこそが、最もコストパフォーマンス高く「外見の足切りライン」をぶち破る唯一の科学的アプローチなのです。

結論:顔で言い訳をする男たちへ

「※ただしイケメンに限る」

この言葉を口にして諦めるのは、今日で終わりにしてください。

科学が証明したのは、イケメン無双のハロー効果は第一印象の数秒間に過ぎず、長期的なパートナーシップにおいて女性が真に求めているのは「自分より格上のステータスと価値を持つ男(ハイパーガミー)」であるという事実です。

そして、外見という門番に対してあなたがやるべきことは、整形や表面的な装飾に狂奔することではありません。体脂肪を削ぎ落として最低限の足切りラインをクリアし、あとは自分の領域で「格上の存在」になるための努力と資源獲得に全リソースを投資することです。

Murasaki
Murasaki

要はブスでも勝てるんだよ。その勝ち方を知ることが全てだ。

クソニートくん
クソニートくん

ういっす

顔面偏差値という遺伝子ガチャのせいに逃げ込み、何も行動を起こさない男を、女性は「格下」として容赦なく切り捨てます。

言い訳の時代は終わりました。

残酷なリアリズムの現実を受け入れ、自らの価値を磨く戦場へ向かってください。あなたを救うのは、神様でもイケメンの骨格でもなく、あなた自身の冷徹な行動だけなのです。

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