【論文】女性は可愛くて優しくて天使のような存在か

女性は天使か悪魔か 背徳の科学 心理学

毎日さまざまな場所で繰り広げられる人間関係の拗れ。

たくさんの人間を抱えた社会で共同生活をしている我々は、さまざまなコミュニティに所属しているとはいえ どこかで嫌な思いをしたことがあるでしょう。

Murasaki
Murasaki

人間関係って難しいよな。

クソニートくん
クソニートくん

人間関係面倒臭すぎて、僕は疲れたよ。

その中でも、あなたが男性であれ女性であれ
「女性を巻き込んだトラブルで嫌な思いをしたことがある」
と言う人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、女心の科学と題しまして
「女性は天使か それとも悪魔か?」
を真面目に論じていきたい
と思います。

なぜこの記事を執筆するに至ったか?

操られる男性

世界にはさまざまな教義があり、それを皆うっすらと共有して生きているはずです。

我々が生きる社会は「多様性を尊重した社会」であり、特定の属性に所属する人物を凶弾することは異教徒と見做され処刑されます。

その教義の一つが
女性は可愛くて優しい天使であり 被害者
というものです。

クソニートくん
クソニートくん

確かに、女性が加害者 ってあんまりイメージできないな。

Murasaki
Murasaki

僕も同じ感想だ。

しかし、さまざまな研究で示唆されていることは
「女性はあらゆる点で好意的に解釈され、犯罪やいじめですらも好意的に解釈される」
という点です。

女性とトラブルに遭い、客観的にはどっちもどっちなのに なぜか一方的に殴られたことがある男性もいるでしょう。

女性とトラブルに遭い、泥沼のバトルに発展した経験を持つ女性もいることでしょう。

そこで今回は、客観的なデータを基に
男も女もどっちもどっちやで
ということを論じていきたいと思います。

Attention

当然ですが、この記事は女性蔑視を意図しているわけでは決してありません。

男性もヤバいやつはやばいですし、女性も一緒やで というごく当たり前のことを論じようとしているだけです。

ただ、「女性はあらゆる点で好意的に解釈される心理学のバイアス(Women are Wonderful Effect)」の結果 女性の側の悪事が見えづらくなっていることも事実です。

この記事を読むことは以下の点でメリットがあります。

男性のメリット

スーツの男性

男性がこの記事を読むことで、女性に対する幻想を解除できるでしょう。

すなわち、女性に対してうっすら
「あらゆる点で好意的に解釈する」
を発動しなくなるかもしれません。

よりフラットな目線で世界を見ることができる意味で有意義だと思います。

また、女性とのトラブル回避にも役立つでしょう。

この記事で主張されていることを頭に叩き込めば、突然社会から転落してしまう危険性を減らせるはずです。

女性のメリット

花の香りを嗅ぐ女性

女性の場合の最大のメリットは、女性同士のバトルが どのような構造をしているか? どのように回避できるか?を直接的に理解できます。

また、愛する男性のパートナーに対して
「今、必要以上に殴っているかもしれない…」
と思いとどまることで、今の素敵な関係を破綻させないことにも貢献するでしょう。

女性も意外と暴力的だし 何なら子殺しは男性より女性の方が多い

一般に、暴力を行うのは男性で女性は被害者である という前提がうっすらと社会全体で共有されているような気がします。

この事実は正しいのでしょうか?

逆に男性が被害者になるパターンはどの程度なのでしょうか?

Murasaki
Murasaki

この辺りは、お気持ち表明じゃなくてキッチリとデータを見て考えようと思う。

クソニートくん
クソニートくん

確かに。

データを見ないと自分の意見を言えないよな。

データから見えてきたのは、どうやら
交際関係のフェーズによって立場が逆転するようです。

ストーカーは(やはり)男性が加害者になるケースが多い

何度も量子砲(Quantum Gun)で論じていますが、恋愛は基本
「男性が女性にアプローチする」
の流れになります。

先に好意を抱いたのが女性であっても、男性にクソテストを課したり告白を待ったりして最終的には男性側からアプローチすることになります。

そのような状況で拗れればストーカーをするのは男性がほとんどでしょう。

令和4年におけるストーカー事案、配偶者からの暴力事案等、児童虐待事案等への対応 状況について」を参照すると、女性の被害者は9割近く登るようです。

令和4年におけるストーカー事案、配偶者からの暴力事案等、児童虐待事案等への対応 状況について
Murasaki
Murasaki

これは自由恋愛の構造上、そりゃあそうだとしか言いようがない。

ここまで見て、女性が一方的に被害者だと決めつけるのは早計です。

実際に 交際のフェーズが変わったらどのようになるか見てみましょう。

交際を開始すると、徐々に女性も本性を表してくる

交際前の状況では、弱男がストーカーをしてしまう(まぁ、そりゃそうか)といった現実がデータから見えてきました。

それでは交際後はどうなのでしょうか?

クソニートくん
クソニートくん

素朴に考えると、やっぱり男性の方が加害者になる割合が高いと思うけどな。。、

Murasaki
Murasaki

よし。

実際にデータを見てみよう。

令和4年におけるストーカー事案、配偶者からの暴力事案等、児童虐待事案等への対応 状況について」を参照すると、配偶者からの暴力の相談件数は依然として加害男性の方が多いものの 割合が縮まっていることがわかります。

更に、上記は「警察に相談があった数」なので注意が必要です。

なぜなら、実際に暴力は振られていたものの 我慢して報告しなかった場合がほとんどだからです。

実際に「男女共同参画白書 令和3年版」で、配偶者からの暴力を経験したことがあるか?の問いに対して回答を集めた結果が以下です。

男性と女性の被害者の割合が極端に縮まっていることに注目です。

結局
男性も女性もそんなに変わらないくらい凶暴
なのかもしれません。

クソニートくん
クソニートくん

なんで男性は女性から受けた暴力を警察に報告しないのかな。

Murasaki
Murasaki

そりゃあ、言いづらいからじゃないか?

なぜ
「警察に被害を報告した数は女性の方が圧倒的に多いのに対し、暴力の被害を経験したことあるか?という質問では 男女の差がほとんどなくなる」
のでしょうか?

実は、あらゆる点で女性は好意的に解釈され 暴力などの悪事でさえも好意的に解釈されることが知られています。

2018年の研究を紹介します。女子生徒が男子生徒や他の女子生徒をいじめる場合、男子生徒が加害者である場合と比較して教師に気づかれず見逃される場合が多いことを発見しました。

The data provides multiple examples, both in the form of observations and group interviews, of girls teasing, intimidating and bullying boys and other popular girls. The analysis also considers teachers’ reactions to this behaviour, highlighting that it is often unnoticed.

The role of popular girls in bullying and intimidating boys and other popular girls in secondary school

女性が悪事を働いても
「きっと、何か理由があったはずだ」
「我慢しなさい。男の子なんだから。」
と握りつぶされてしまうシーンを人生で見たことある人は多いのではないでしょうか。

このような事態になるのは
「女の子は可愛くて優しい天使なのだから、きっと悪さなんてしないはずだ」
といった教義が社会全体に蔓延しているからに他なりません。

クソニートくん
クソニートくん

えぇ〜
これが「女子割引」の正体か…、。

Murasaki
Murasaki

そうだ。
その一方で「女子割引が通用しない相手」だと女性は更なる本性を見せるだろう。

女子割引が通用しない相手には 女性もやっと本性を表す

「女性も男性に負けず劣らず凶暴なのでは?」
と先ほどまで主張してきました。

そしてその理由は
「女性は好意的に解釈されやすい傾向があり、暴力でさえも見えない可能性がある」
と指摘しました。

そしてこの「性の権力差」がある限り、女性は甘く見られるでしょう。

Murasaki
Murasaki

僕だって女性を悪く言ったりしたくない。
ほとんどの人がそうなんじゃないか?

クソニートくん
クソニートくん

そりゃそうでしょ。。、

その一方で、女性は性の権力差が通用しない相手にはどのように振る舞うのでしょうか。

女性 VS 女性

女性は表面的には周りの女性とうまく付き合いますが 実態はドロドロしていることは多くの人が知っているところでしょう。

実際に女性同士では協力をしないことが研究で判明しています。

poker

囚人のジレンマゲームは、2人のプレイヤーで争い 相手を裏切ったら多くの賞金がもらえることを繰り返すゲームです。ただし、どちらも裏切らなければ少額ですが賞金が手に入ります。また両プレイヤーが同時に裏切った場合は、両プレイヤーが罰金になります。

このゲームの最適解は「ゲームの後半で裏切る」「一度裏切られたら、金輪際相手プレイヤーに協力しない」の2点です。

2018年の論文を紹介します。男性プレイヤー同士で囚人のジレンマゲームを行うと、ゲームを繰り返せば繰り返すほど互いに協力的になり 最終的に女性の2倍の頻度で協力をすることがわかりました。

They also reported that men paired with men cooperate almost twice as frequently as women paired with women. Our conceptual replication with Prisoner’s Dilemmas repeated over 300 rounds with no breaks, using more advanced, computerized methodology, revealed no decline in cooperation, apart from endgame effects in the last few rounds, and replicated the substantial gender difference, confirming, in the UK, a puzzling finding first reported in the US in the 1960s.

Persistent cooperation and gender differences in repeated Prisoner’s Dilemma games: Some things never chang

当然、協力的であればあるほど両プレイヤーが得をする(例外はゲームの後半)のですが、そのような傾向が女性にはみられませんでした。

Murasaki
Murasaki

この研究結果は解釈が必要だ。

どんな協力ならするのか もちゃんと議論しておきたい。

クソニートくん
クソニートくん

おう。。、

女性は協力しない… と述べましたが、外から見ている分にはなんか上手くやっているようにも見えます。

しかし、女性同士のコミュニティがどのように運営されているかを調べた研究を見れば それが答え合わせでしょう。

2013年の研究を紹介します。女性は幼少期以降、報復のリスクを最小限に抑え、他の女子の力を削ぐ戦略を用いて競争することが判明しました。

From early childhood onwards, girls compete using strategies that minimize the risk of retaliation and reduce the strength of other girls. Girls’ competitive strategies include avoiding direct interference with another girl’s goals, disguising competition, competing overtly only from a position of high status in the community, enforcing equality within the female community and socially excluding other girls.

The development of human female competition: allies and adversaries

女子の競争戦略を以下に列挙すると

①他の女子の目標への直接的な干渉を避けること
②競争をしていない風を装うこと
③共同体の中で地位の高い位置からのみあからさまに競争すること
④女性共同体内で平等を強制すること
⑤他の女子を社会的に排除すること

でした。

女性 VS 子供

更に、自身の性的権力が通用しない相手として挙げられるのが「子供」の存在でしょう。

相手が男性なら、性的権力でぴえんすれば何とかなっちゃいますが、子供にぴえんするわけにもいかないでしょう。

性的権力でぴえんが通用しない相手(子供)だと、女性は更に極端な行動に走る場合があるようです。

令和3年版 犯罪白書 第4編/第6章/第1節 では、家庭内の暴力についてのデータが記されています。そこで、親の子殺しは実母59件に対し 実父17件でした。

男が一方的に加害者 …というわけでもなく どっちもどっち

崖を上る男女

今回は「暴力」という観点で、どっちも結構やっているんだぜ と述べてきました。

男女間でトラブルがあったとき、一方的に男性側を断罪したくなる気持ちもわかるのですが 一度落ち着いてフラットな目で見ていただけるといいんじゃないかな。

…とまとめて、この記事を終わりにしたいと思います。

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