【論文】過去の自分を脱ぎ捨てる 断食の科学的メリット

過去の自分を脱ぎ捨てる 断食の科学 メンタル

ダイエットしたい!痩せたい!! …と考えたとき、いくつかの選択肢が浮かんでくるはずです。

運動だったり食事制限だったり流行りのダイエット方法だったり様々でしょう。

中には当然
「そもそもカロリーを摂取しなければ痩せるんだから、断食すれば良くね?」
という発想になる人も多いのではないでしょうか。

クソニートくん
クソニートくん

まぁ考えたことはあるけど、それができねーから苦労してるんだっつうの。

Murasaki
Murasaki

まぁそれもそうだよな。

確かに断食を行うことでカロリーを一切摂取せず消費だけする訳ですから効果は大きいでしょう。

更に断食には
痩せる以外にも大きなメリットがある
ことを理解するべきです。

そこで今回は知られざる、究極の健康法の科学と題しまして「断食の本当の効果とメリット」を科学的に解説していこうと思います。

そもそも断食とは

断食

断食(だんじき, 英語: Fasting)とは、自主的に飲食行為を断つことを指します。中には宗教的行為として行う場合もあるようです。

固形物の食べ物を口にするのを止める行為であり、水すらも一切飲まない断食もりますが、こちらは「絶食」と呼んで区別されます。

Murasaki
Murasaki

固形物は取らないのが断食、水さえも飲まないのが絶食だ。

クソニートくん
クソニートくん

いずれにしてもキツそうだな…

今回の記事は実践編 と言うよりは科学的なメリットについて解説する記事ですので、その方法については紹介しません。
ただ、ダイエットの方法として「16時間断食」「3日間断食」等の様々な流派があるようです。

ここからは、実際に学術論文を交えて断食のメリットについて紹介していきます。

断食の効果

ここからは断食の科学的なメリットについて深堀をしていきたいと思います。

すでに紹介した通り、ダイエットとしての断食を選択する人も多いはずですが それ以外のメリットについて理解している人は少ないでしょう。

断食のメリットを理解することで、苦しい断食の旅も快く受け入れられるようになるかもしれません。

断食のメリット① : 痩せる

全力ダッシュする女性

まず当然ですが、断食をすれば体内に入ってくるエネルギー量が減りますので あなたの体重はスルスルと落ちてくるでしょう。

Murasaki
Murasaki

単に体重が落ちるだけではなく、他にも断食固有の特徴があった。

クソニートくん
クソニートくん

まじですか。

断食による体重の減少は極めて特徴的で、そこからも断食の威力を窺い知ることができるでしょう。

雑に言うと筋肉落とさず脂肪だけ落とす或いは一旦筋肉も落ちるが回復期間ですぐに戻るようです。

断食をしても筋肉量はあまり減らない

ダイエットする人にとって単に体重が落ちることは極めて重要ですが、筋肉を維持することはさらに重要かもしれません。

クソニートくん
クソニートくん

なんで?

Murasaki
Murasaki

筋肉量が落ちると代謝が下がるだろ?

断食やめたら即リバウンドだ。

断食と同時に筋肉も落ちてしまった場合、あなたの代謝は落ちてしまうので、結果リバウンドしやすい身体になってしまいます。

よって筋肉を落とさず脂肪だけにダイレクトに効くかどうかも極めて重要です。

研究では、通常のカロリー制限と比較して断食は筋肉を落としづらいのでは と示唆されています。

2011年イリノイ大学の研究を紹介します。毎日のカロリー制限と間欠的断食は効果が同等程度でした。

Results reveal similar weight loss and fat mass loss with 3 to 12 weeks’ intermittent CR (4-8%, 11-16%, respectively) and daily CR (5-8%, 10-20%, respectively).

Intermittent versus daily calorie restriction: which diet regimen is more effective for weight loss?

また、徐脂肪量の維持は間欠的断食の方が効果的であることもわかりました。

These findings suggest that these diets are equally as effective in decreasing body weight and fat mass, although intermittent CR may be more effective for the retention of lean mass.

Intermittent versus daily calorie restriction: which diet regimen is more effective for weight loss?

実験では過体重及び肥満の被験者に対して3 ~ 12週間の「毎日の食事制限」「間欠的断食」を行わせ結果を比較したものになります。

Murasaki
Murasaki

さらに筋肉量は関係ないが、断食で痩せることがメタアナリシスで確認されているから紹介しておこう。

2016年の研究を紹介します。間欠的断食は過体重・肥満の治療に有効であることがメタ解析によって確認されました。

Intermittent energy restriction may be an effective strategy for the treatment of overweight and obesity. Intermittent energy restriction was comparable to continuous energy restriction for short term weight loss in overweight and obese adults.

Intermittent fasting interventions for treatment of overweight and obesity in adults: a systematic review and meta-analysis

研究で用いた論文は、データベースの開始から2015年11月までのものに対して系統的検索を行い抽出した。

検索に使ったデータベースは以下: MEDLINE、Embase、CINAHL、Cochrane Library、ClinicalTrials.gov、ISRCTN registry、anzctr.org.auから、英語の発表研究、プロトコル、試験を検索しました。

メタアナリシスでは95%信頼区間まで求め、間欠的断食の効果は「-4.14kg;95%CI -6.30kg~-1.99kg;p ≦ 0.001」でした。

断食を行うことで、あなたの体重が落ち 筋肉量も大きく落とさず魅力的な身体になるかもしれません。

更に10日間のハードコア断食を行った研究では「一時的に筋肉量も落ちるが、回復も早い」ことが示唆されています。

2022年の研究を紹介します。10日間のハードコア断食は、体重を7.28kg落とすことに貢献し 除脂肪量は断食後のカロリー制限食期間にほぼ回復することが判明しました。

BW declined about 7.28 kg (−9.8%) after 10-day CF, accompanied by increased pulse and decreased systolic blood pressure, but there were no changes to the myocardial enzymogram.

Effects of 10-Day Complete Fasting on Physiological Homeostasis, Nutrition and Health Markers in Male Adults

実験では13名の参加者を募り、医学的管理の下、管理された健康研究棟で、3日間のベースライン(BL)、10日間のCF、4日間のカロリー制限(CR)、5日間の完全回復(FR)を含む10日間の完全絶食(CF)を実施しました。

上記図表のeが体脂肪量を表し、手足・胴体ともに完全断食を終えカロリー制限食に移行した後も体脂肪が減り続けていることがわかります。

一方で図表fは除脂肪量を表し、完全断食期間で減らしている一方カロリー制限食に移行したら元に戻っていることがわかります。

Murasaki
Murasaki

これは体脂肪は断食した後も減り続けるが、筋肉量はすぐに戻るので身体は引き締まりバキバキの身体に近づくことを意味する。

実験では脂溶性ビタミンが著しく増加したことが確認され、ナトリウムと塩素が著しく減少した。

研究者らは
「成人は10日間の完全断食(CF)に十分耐えることができる一方、ビタミンの補給は不要だが塩分の補給は考慮すべきだ」
と主張しています。

クソニートくん
クソニートくん

でも断食って我慢が必要でしょ?

できるのかな。。、

Murasaki
Murasaki

いや。意外と楽しく続けられるかもしれん。

しかも健康上のメリットがいくつも確認されている。

断食のメリット② : 寿命が伸びる

これまで断食による体重減少にフォーカスして論文を紹介しました。

断食は他にも「継続しやすく、体重減少以外の健康効果もある」かもしれません。

2006年の研究を紹介します。日替わり断食は継続率が高く 身体の酸化ストレスを減少させることが確認されました。

Compliance with the ADCR diet was high, symptoms and pulmonary function improved, and oxidative stress and inflammation declined in response to the dietary intervention.

Alternate day calorie restriction improves clinical findings and reduces markers of oxidative stress and inflammation in overweight adults with moderate asthma

BMI>30の被験者10人を対象に、1日おきに自由食とし、その間の摂取カロリーを通常の20%未満とする食事療法を8週間行い、9人が遵守しました。

血清β-ヒドロキシ酪酸値はCR投与日に上昇し、レプチン値は断食日に低下しました。これは、エネルギー代謝が脂肪酸の利用へとシフトしたことを示し、食事療法の遵守を確認するものです。

臨床所見の改善は、血清コレステロール値とトリグリセリド値の低下、酸化ストレスマーカー(8-イソプロスタン、ニトロチロシン、タンパク質カルボニル、4-ヒドロキシノネナール付加物)の顕著な低下、抗酸化物質である尿酸値の上昇が確認されました。

The improved clinical findings were associated with decreased levels of serum cholesterol and triglycerides, striking reductions in markers of oxidative stress (8-isoprostane, nitrotyrosine, protein carbonyls, and 4-hydroxynonenal adducts), and increased levels of the antioxidant uric acid.

Alternate day calorie restriction improves clinical findings and reduces markers of oxidative stress and inflammation in overweight adults with moderate asthma
Murasaki
Murasaki

難しい物質名が出てきたが、ポイントは
①継続しやすいこと
②抗酸化物質が増えること
の2点を抑えておこう。

さらに断食によって抗酸化物質が増えるだけでなく「酸化ストレスに対する抵抗性が上がる」かもしれません。

2018年の研究を紹介します。早朝時間断食はインスリン感受性、β細胞反応性、血圧、酸化ストレス、食欲を改善することが確認されました。

Men with prediabetes were randomized to eTRF (6-hour feeding period, with dinner before 3 pm) or a control schedule (12-hour feeding period) for five weeks and later crossed over to the other schedule. eTRF improved insulin sensitivity, β cell responsiveness, blood pressure, oxidative stress, and appetite.

Early Time-Restricted Feeding Improves Insulin Sensitivity, Blood Pressure, and Oxidative Stress Even Without Weight Loss in Men with Prediabetes

研究では断食のメリットがダイエットだけでないことを確認するために、被験者には体重維持に必要なカロリーを摂取させて調べました。

実験では糖尿病予備軍の男性をeTRF(6時間摂食、夕食は午後3時前)と対照スケジュール(12時間摂食)に無作為に割り付け、5週間経過後にどのようになったのか調べられました。

クソニートくん
クソニートくん

まぁ、断食すれば痩せるんだから そりゃあ健康になるよね。

Murasaki
Murasaki

おれのリサーチ能力を甘くみるな。

断食のダイエット効果を取り除いた研究を紹介しよう。

これまで断食の健康効果を紹介してきました。血圧が下がり酸化ストレスに強くなり食欲が改善し…

どれも素晴らしい効果ばかりですが、この健康効果は「痩せた結果健康になった」のでしょうか。

体重が減少しない程度に食事させ断食する… を繰り返したユニークな研究を紹介します。

2018年の研究を紹介します。8時間の時間制限食はカロリー計算をすることなく、軽度のカロリー制限と体重減少をもたらすことが示唆されました。

また、血圧を低下させることにより、臨床的利益をもたらす可能性も示唆されています。

These findings suggest that 8-h time restricted feeding produces mild caloric restriction and weight loss, without calorie counting. It may also offer clinical benefits by reducing blood pressure.

Effects of 8-hour time restricted feeding on body weight and metabolic disease risk factors in obese adults: A pilot study

これまで断食の様々なメリットを紹介してきました。

当然痩せるし、筋肉量は落ちず、食欲が改善し、抗酸化作用のある物質が増え、血圧も改善する。

断食が最強のダイエット方法の一つであることはわかったかもしれません。ここからは更にその背後にある「体内で何が起こっているのか?」まで解説します。

身体を修復する回復モード「オートファジー」

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短期間で成果出したいなら、断食はおすすめかもしれない

Meditation

体重が減少し、しかもその他の健康効果も高い断食。

ぜひダイエットの選択肢として検討してみてください!

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