じゃあどうすればいいのよ

これまで、女性は「チー牛」を嫌悪する一方で子供を「チー牛」に育てるような矛盾の根源にあるのは、女性の認知の歪みと男性社会のルールを理解していないことに起因すると述べてきました。
私は、これはある意味仕方ないことだと思っておりますし、世のママを一方的に責める気にはなりません。
ですが、これまでの内容を読んでくださった方は、母親による育児はどう考えたって有害な側面があることを理解いただけたのではないかと思います。

だとすると、正しい解決策って…

もちろん、父親だ。
この件に対する素朴な解決策は、父親に頑張ってもらうしか解決策はないことは 多くの読者がお気づきでしょう。
父親が積極的に育児に参加し、息子に男社会の流儀を徹底的に教え込むしかないのです。
そして、父親の育児参加…特に小学校高学年以降は父親の存在が極めて子育てに大きな影響を及ぼすことを示した研究を紹介します。
2008年の研究を紹介します。子育てにおいて母親の関与と父親の関与が、子供の予後にどのような影響があるか調べた研究で、父親の関与は子育てにおいて極めて重要であることが示唆されました。
研究では、乳児と母親の愛着ではなく、乳児と父親の愛着がしっかりしていることは
- 自律的な行動や、新しい社会的状況に対する回避ではなく接近に関連
- 思春期の仲間への愛着の安心に関連
- 父親の愛着が子どもの不安の発症の可能性を低下させる重要な保護因子である可能性を示唆
とわかりました。

To conclude, secure infant-father attachment but not infant-mother attachment seems to be related to autonomous behavior and to approach rather than avoidance of new social situations, and to later peer attachment security of the adolescent. This pattern suggests that paternal attachment might be an important protective factor in decreasing the likelihood of the development of child anxiety.
Fathers’ role in the etiology, prevention and treatment of child anxiety: A review and new model
とくに父親の「遊び」が子供に良い影響をもたらすことも示唆されました。
父親の遊びは、子どもの活動的、競争的、自律的、好奇心旺盛な態度を促進し、子どもの認知的・社会的発達に有益な効果をもたらし、早期の分離不安、見知らぬ人への不安、新奇性への不安を緩衝するようです。
In sum, paternal play seems to promote an active, competitive, autonomous, and curious attitude in children, has a beneficial effect on children’s cognitive and social development, and seems to buffer early separation, stranger, and novelty anxiety.
Fathers’ role in the etiology, prevention and treatment of child anxiety: A review and new model
また、この傾向は離婚歴・子供の性別・母親の育児参加度合いに寄らず 父親の関与が独立して子供に良い影響を与える可能性が示唆されました。
This paternal involvement effect is irrespective of high or low maternal involvement, irrespective of divorce, and appears to be irrespective of child gender.
Fathers’ role in the etiology, prevention and treatment of child anxiety: A review and new model
子供のチー牛化は過度な母性と欠落した父性によって発生します。
母親が子供を「小さ恋人化」する前に、過度な受験戦争に子供を投入して壊れる前に、ママに教わった女社会の流儀をキャンセルするために。
父親の育児参加が、子供をチー牛にしないために極めて有効なのです。
私は度々「女性の発信する恋愛テクを信用するな!!」と言っています。これは女性特有の理由で、男性にとって無害通り越して有害であるからです。
全く同じ理由で、ママが子供(特に男の子)にインストールしようとする情報は 無害通り越して有害なのです。

残酷なことを言うが、基本的に全ての女性の意見は無視しなければならない。
聞いてあげて寄り添ってあげるふりをして、あとは放っておけ。そしてそれが正解なんだ。

厳しすぎるw
この記事の冒頭で、「有害な男らしさ」について触れる書籍について紹介し、世の中のママたちの間で爆売れしていることを話しました。
男の子を社会的に去勢するようなその内容にママたちは「これが令和の育児!!」と言わんばかりに書店に詰めかけています。(まぁ、Amazonかもしれませんが笑)
本人は、旦那の男らしさに惚れたはずなのに。
(平均的な能力の)女性の意見は、聞いてはいけない というのは、男社会のルールです。
自分の子供に対して、母親の「女性的な」意見をインストールしては、将来男性社会で大変困ることになることを肝に銘じておくべきです。
自分が孫の顔をみたいなら、尚更でしょう。
面白いのが、この研究は息子に限らず「娘にも適用できる結果」である点です。
母親の監視するような制約の目から子供を解放し、多少リスキーであってものびのび子供を育てることが、結局は大正解なのです。
なぜ、サピエンスのメスは子育てが苦手なのか?

ここで、根本的な疑問が浮かびます。
それは「サピエンスは、母親が子育てをして、それによって繁栄した種なんだから、母親が子育て苦手というのはおかしくないか?」というものです。

確かにその通りだよね。

真っ当な反論ではあるな。そうしたら、古代遺跡の発掘から見えた「サピエンスのメス」の典型的な人生を紹介しよう。
この真っ当な反論について、サピエンスの歴史を振り返りながらアンサーを出しましょう。
…雑に答え合わせすると、サピエンスのメスは子供を産んである程度育ったら次の子供を産む準備に入るので そこまで子育てに関与してこなかったということになります。
これらの研究が示唆しているのは、女性が母親としての人生を歩み出す「本来の年齢」と「子育ての実態」です。
サピエンスは通常、10代後半から20代前半にかけて母親になるのがデフォであり、そこから2~3年かけて子供を育て、ある程度育って自分で歩けるようになったら、次の子育ての準備をするのです。

母親は次の出産で大忙しだ。そんな中、母親は子供の相手なんてできると思うか?

無理だ…
子供がある程度育つと、母親は次の出産に向けて準備をします。
結果として、母親はその後の育児にはほとんど関与せず、子供は自らの足で村のメンバーと人間関係を構築していくのです。
私は、この「サピエンスのメスの典型的な人生」から逆算するに、母親は元々子育てをするように進化しているわけではないのだと理解しています。
最後に
これまで、さまざまな観点で「科学的に正しい、子供をチー牛化から守る方法」を吟味してきました。
今の社会、あらゆるところから「男の子を心理的に去勢し、いい子にしようとする悪魔のイデオロギー」が降り注いでいます。
その恐ろしい思想に飲まれたら、あなたの子供の将来は決して薔薇色のものではなくなってしまうでしょう。

「いい子」であることをよしとする社会… 確かにそれが当然であるかのようになってるよな。

そんな現実を見ない「綺麗事」全開の思想が誤りであることを、ちゃんと我々は理性の力で理解しなければならないんだ。
もしあなたの子供が、この悪魔の思想に染まろうとした時… その身を挺して子供を守るのは父親の役目なのです。



コメント
母親に責任があるというか父親の責任だな。というか日本の男がなよっちぃのは女性に育児を押し付けて男性が育児をしてこなかったから。男女の社会的平等が進めば自然に改善するでしょう
つとむさん
初めまして。Murasakiです。
コメントいただきありがとうございます。
確かに男女平等が進めば育児の問題も解決する… という論調で語られることが多いですが、近々
「男女平等が日本で実現しないのは、日本人女が怠け者だから」
という観点で論文を紹介しようと思っています。
私は「男女平等をもっと促進すべき」という立場を取らない人間です。
つとむさんにとっては受け入れ難い主張だと思いますが、新しい視点を獲得する意味で有意義なものになると思います。
私は自分の主張を受け入れろとは全く思っていないのですが、頭の体操がてら ぜひ読んでいただければと思います!
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
無自覚な母親に精神を去勢された側の人間なので、記事の内容が腑に落ちました。
自分の場合はさらにヒステリック内蔵の母親だった上、兄弟もモラハラ気質だったので自分の意思で垢抜け行動を試みるのが難しい状態でした。
男女平等も社会や一部の男女は目指せばいいでしょうが、自分にまで当てはめて生きづらい人生にすることはないはずです。
そんな自分が今から方法論的に「ちょい悪な暴力性」とやらを学んでも空回りするかコミュニティから疎まれる未来が見えています。他方で、小学生の頃は自由なコミュ力があったけど中高と進むにつれコミュ障になったチー牛みたいな人は、世の中想像以上に多いものだと考えています。
もし宜しければ、子ども時代のコミュ力を思い出して現状の転換に応用するテクニックなどがあれば、教えて下さると幸いです。
Seinaさん
コメントありがとうございます!
順に回答していきます
>そんな自分が今から方法論的に「ちょい悪な暴力性」とやらを学んでも空回りするかコミュニティから疎まれる未来が見えています。
外見から入るのはオススメです。
例えば、毛髪量は若さと活力と権威をシグナルするので、髪を長めにするのは 個人的によく進めるアドバイスです。
センターパートウルフとか、その辺りの髪型はオススメです。
>子ども時代のコミュ力を思い出して現状の転換に応用するテクニックなどがあれば、教えて下さると幸いです。
どこかで論文整理して出そうと思いますが、実は「外交性」の性格スコアが高い人は自分のことをコミュ力高い と評価しますが
実際は「外交性のスコアが低いヒト(=内向的な人)よりコミュ力が低い」ことがわかっています。
本人の主観の問題が大きいと思いますので、まずは街コンとかストリートナンパ100本ノックとかで経験を積むことをお勧めします。
私は大学に入るまで見事なチー牛でしたが、驚くほどこの記事に書いてある通りの育てられ方でした(笑)
小学校でクラスメイトに揶揄われて母親にその事を相談しても「放っておきなさい。やり返したらその子と同じになってしまうのよ」的な事を言われましたが、その通りにしても当然止む事は無くしばらくして我慢の限界が来て教師が介入する程に暴れ散らかしてようやく収まったという感じです。ひたすら我慢するのは敗北者の証以外の何物でも無いんですね。
母親の過干渉と父親の無関心が息子のチー牛化教育の黄金コンビな事はなんとなく知ってましたが、適切な男性教育を受ける事が出来ないからという事で腑に落ちました。
ところで中高では母親にクラスのかっこいい奴らが使ってたショルダーバッグを禁止され、整髪料を使うのを禁止され、コンタクトレンズを使うのを禁止され…という感じで事実上のオシャレ禁止をされていたのですが、オシャレは男女共通なのに何故この分野でも母親によってチー牛化教育をされたのでしょうか?クラスの非モテ仲間も大体同じ感じでしたが、母親には何かそうしてしまう理由があるのでしょうか?
あああさん
初めまして
Murasakiです
コメントいただきありがとうございます!
ところで中高では母親にクラスのかっこいい奴らが使ってたショルダーバッグを禁止され、整髪料を使うのを禁止され、コンタクトレンズを使うのを禁止され…という感じで事実上のオシャレ禁止をされていたのですが、オシャレは男女共通なのに何故この分野でも母親によってチー牛化教育をされたのでしょうか?クラスの非モテ仲間も大体同じ感じでしたが、母親には何かそうしてしまう理由があるのでしょうか?
こちらですが、女性の社会的戦略が関連していると思います。
The development of human female competition: allies and adversaries
女性の集団における生存戦略は、簡単に説明すると
①表向きは平等を装うこと
②自分が優位な場合のみあからさまに行動すること
③目立つ女性を排除すること
です。
記事でも「母親、子育て向いてない説」と書きましたが、あああさんが母親にチー牛ファッションを強制されたのは
おしゃれに目覚めた思春期男子を放置すると
①表向きは平等
③目立つと排除される
に抵触する可能性があるからと考えています。
あくまでも一意見です。