【論文】なぜ女性の敵は女性なのか

互いに歪み合う謎 女の敵は女の進化心理学的説明 心理学

人間観察をしていると、時に驚くべき気づきを得ることがあります。

例えば男性がスキャンダルを起こした場合、それに対してネガティブな反応をする人もポジティブな反応をする人もいます。

ただ、女性がスキャンダルを起こした時 烈火の如く女性を叩くのは女性です。

他にも、お嬢様ずんだもんの件に代表されるように 芋臭いと判定した女性がSNS等で自撮り写真をアップすると、どこからともなく女たちが群がってきて よってたかって暴言を吐いて帰っていきます。

このようにして、一見穏やかそうな女性たちが 女性をボコボコにシバいているシーンを見ると 次のような気持ちになります。

「女の敵は女」

クソニートくん
クソニートくん

確かに… みたことあるぞ

Murasaki
Murasaki

この不可解な現象を真面目に考察するのが今回の記事の目的だ。

なぜ、女性は女性同士で争いをするのでしょうか。

確かに男性同士の喧嘩やいじめなども日常茶飯事で、女性同士の喧嘩なんて特別なものでもないような気がします。

一方で、女性同士の戦いはどこか陰湿というか 男性の喧嘩とは違った様相を呈しています。

そこで今回は「女の敵は女」と題しまして、その背景にある進化生物学的な説明を加えていこうと思います。

争い合う女たち

女性VS女性

女性の敵は女性。

この言葉を納得せざるを得ないシーンを見たことがある方も多いはずです。

これらの事象はなぜ発生するのでしょうか?

Murasaki
Murasaki

女性同士が争うことは、研究レベルで示されているから いくつか見ていこうか。

クソニートくん
クソニートくん

そんな研究あるの?

そもそもいくつもの研究で、女性と女性は争うものである ということが判明しているので まずはこれらを紹介します。

まず、女性同士で協力することはできるのか?を調べた研究を紹介します。

ご存知のように、将棋の棋士はほとんどが男性です。これは、女性は男性と比して数手先を読んで思考できないことを意味しますが どうやら他にも事情があるようです。

poker

囚人のジレンマゲームは、2人のプレイヤーで争い 相手を裏切ったら多くの賞金がもらえることを繰り返すゲームです。ただし、どちらも裏切らなければ少額ですが賞金が手に入ります。また両プレイヤーが同時に裏切った場合は、両プレイヤーが罰金になります。

このゲームの最適解は「ゲームの後半で裏切る」「一度裏切られたら、金輪際相手プレイヤーに協力しない」の2点です。

2018年の論文を紹介します。男性プレイヤー同士で囚人のジレンマゲームを行うと、ゲームを繰り返せば繰り返すほど互いに協力的になり 最終的に女性の2倍の頻度で協力をすることがわかりました。

They also reported that men paired with men cooperate almost twice as frequently as women paired with women. Our conceptual replication with Prisoner’s Dilemmas repeated over 300 rounds with no breaks, using more advanced, computerized methodology, revealed no decline in cooperation, apart from endgame effects in the last few rounds, and replicated the substantial gender difference, confirming, in the UK, a puzzling finding first reported in the US in the 1960s.

Persistent cooperation and gender differences in repeated Prisoner’s Dilemma games: Some things never chang

当然、協力的であればあるほど両プレイヤーが得をする(例外はゲームの後半)のですが、そのような傾向が女性にはみられませんでした。

このように、女性同士で協力することは極めて困難であることが研究でもわかっているのです。

Murasaki
Murasaki

協力すれば絶対に得するゲームであっても協力できないんだ。

クソニートくん
クソニートくん

うわぁ…。

また、女性がどのような女性に対して攻撃性を高めるのかを示した研究を紹介します。

2018年の研究を紹介します。女性の社会における生存戦略として、女性は魅力的で挑発的な服装の女性の評判を貶めるような噂を流して対抗することを発見しました。

Women strategically harmed and failed to enhance the reputations of other women who threatened their romantic prospects directly (by flirting with their romantic partners) and indirectly (by being attractive or provocatively dressed).

Competitive reputation manipulation: Women strategically transmit social information about romantic rivals

研究者はこのような行動に対して
「脅威的であると認識される同性の恋愛ライバルの恋愛的・社会的魅力を損なうように設計されている」
と主張しています。

女性の攻撃は魅力的な同性に対して行われますが、これは国民民主党代表 玉木雄一郎の不倫相手がめっちゃオッパイの大きい魅力的な女性であったにも関わらず

🫵👩「こんな女は女性目線ではブス‼️💢」

と言ってギャオっているシーンを説明できるものと思われます。

他にも魅力的でない女性に対してはどのような態度をとるのか調べた研究が存在します。

2017年の研究を紹介します。女性は男性と比較して、格下の同性パートナーに対して資源を分配しないで自分のものにする傾向があることがわかりました。

Consistent with the hypothesis however, across all three studies, high status males invested more than high status females in cooperative partners, suggesting that high status males intuitively evaluate sharing rewards with same-sex partners as more beneficial.

High status males invest more than high status females in lower status same-sex collaborators

研究では、187人の男性と188人の女性の参加者が能力の異なる(架空の)同性パートナーと協力し、その後、自分と相手の間でどの程度報酬を分け合うのか調べることで調査されました。

以上から何がわかるかというと、女性は格上であろうが格下だろうが協力しないということです。

Murasaki
Murasaki

その上女性の争いはどこか陰湿で見ていて不快だと感じた男性も多いはずだ。

クソニートくん
クソニートくん

確かに、男性同士の喧嘩と少し違うよね。。、

では、そんな女性たちはどのような方法でバトルを繰り広げるのでしょうか。

女性同士の争い方について調べた直接的な研究が合うので紹介します。

2013年の研究を紹介します。女性は幼少期以降、報復のリスクを最小限に抑え、他の女子の力を削ぐ戦略を用いて競争することが判明しました。

From early childhood onwards, girls compete using strategies that minimize the risk of retaliation and reduce the strength of other girls. Girls’ competitive strategies include avoiding direct interference with another girl’s goals, disguising competition, competing overtly only from a position of high status in the community, enforcing equality within the female community and socially excluding other girls.

The development of human female competition: allies and adversaries

女子の競争戦略を以下に列挙すると

  • 他の女子の目標への直接的な干渉を避けること
  • 競争をしていない風を装うこと
  • 共同体の中で地位の高い位置からのみあからさまに競争すること
  • 女性共同体内で平等を強制すること
  • 他の女子を社会的に排除すること

でした。

女性の陰湿な喧嘩を見事に言語化した、素晴らしい(?)研究です。

なぜ女性は男性と比して互いに協力し合わず陰湿なバトルを繰り広げるか? 進化生物学的な説明

これまで女性の争いについてみてきました。

研究では

  • 女性は互いに協力しない
  • 魅力的な女性に対しては評判を貶める噂を流す
  • 格下の女性に資源を分配しない
  • 報復のリスクを最小限に抑えながら 相手の力を削ぐ

といった争い方をすることがわかりました。

クソニートくん
クソニートくん

マジで、女性って怖いんだな…

Murasaki
Murasaki

まぁそんなもんだ。

ここで一つの疑問が生じます。

すなわち「なぜ女性は男性同士の場合より争うのか?」という疑問です。

確かに、囚人のジレンマゲームで見たように 女性同士はなぜか互いに協力しないのですが そもそもなぜその性差が生じたのでしょうか。

ここからは女性が争うのは母なる進化が獲得した適応の結果であると説明しようと思います。

女性が争う理由 = 膣の抜け駆け監視

なぜ女性同士は争うのでしょうか。そして男性同士はそのようなことは(女性と比較して)起こらないのでしょうか。

その原因は当然子孫繁栄のための生殖戦略に答えが隠されています。

クソニートくん
クソニートくん

互いに喧嘩することが、繁殖上有利 ってこと???

Murasaki
Murasaki

正解だ!

お前もなかなか分かってきたな。

ここからは女性同士の争いの根源的理由を探ってみようと思います。

例えば目の前にいるA子ちゃんがめちゃくちゃビッチで簡単にセックスさせてくれる女性だったとしましょう。

そしたら、周りの男性はどうなるでしょうか…?

クソニートくん
クソニートくん

え… 簡単にヤらせてくれるなら 男たちは群がるでしょ

Murasaki
Murasaki

その通りだ。

女性がビッチになると、他の女性はどうなるか考えてみようか。

A子ちゃんがめっちゃビッチで簡単にセックスできるので、多くの男性がA子ちゃんに群がります。

そしてそれは周りの女性にとっては自らのセックスチャンスを失うことと同義です。

生物の究極的な目標は子供を作り子孫繁栄することなのですから、周りの男性が自分に見向きもせず 簡単にヤらせてくれるA子ちゃんのことだけ見てたら終わりです。

このとき、周りの女性たちにとっての最適解は自らのマンコの価格を下げ、自分も他の男と簡単に寝ることです。

Murasaki
Murasaki

このように、ビッチな女性が現れると 周りの女性も自らの価値を下げざるを得なくなるんだ。

このような状況下でB子ちゃんは男性をちゃんと選別していますが、男性にとっては他に簡単にヤらせてくれる女性がいるのでB子ちゃんに見向きもしないでしょう。

結局B子ちゃんもマンコの価値を下げざるを得ません。

クソニートくん
クソニートくん

男子にとっては楽園なんじゃ…

Murasaki
Murasaki

いや。これは種全体としては破滅への一本道だ。

男性からしてみると、多くの女性が簡単にセックスに応じてくれるので 楽園のように見えるでしょう。

しかしこの状態になってしまったら種全体としては大ピンチでしょう。

なぜなら、男性は努力をしなくてもセックスを獲得できてしまうので 結果として女性は質の低い男性の精子を体内に受け入れることになります。

結果として生まれる子供も弱く、病気がちで、父親は狩もマトモにできないウスノロになって 種全体が淘汰されてしまうのです。

このような状態に陥らないために、母なる進化は女性に次のような特性を授けました。

すなわち互いに膣を監視しあって抜け駆けを防ぐことです。

魅力的な女性が他の女性に叩かれるのは、その女性は気づいたら簡単にセックスしてしまうので 周りの女性がそれをブロックして自分の元にもセックスチャンスが訪れるように結託しているのです。

女性の「ビッチ恐怖」

そして女性自身も「自分がビッチだと思われたら、村八分にされて一貫の終わり」と知っています。

このように、女性がビッチだと噂されることを怖がる心理を「ビッチ恐怖」と言います。

クソニートくん
クソニートくん

なんでこんなことを解説したの?

Murasaki
Murasaki

少し実践的なテクニックも紹介しようと思ってな。

女性は周りの目を気にして、しかも他に抜け駆けする女がいたら激しくバッシングする性別です。

要は、男性に近づく際に「ビッチ」だと周りに認識されることを最も怖がるのです。

男性が女性にアプローチする際、余り人目に着く場所でアプローチしまくることは良くないでしょう。

幸い今はLINEやマッチングアプリなど、周りを気にせずアプローチできる手段が豊富です。

実際研究でもマッチングアプリの女性ユーザーはアプリを頻繁に開く一方、自らアプローチすることはほとんどなかったと分かっています。

だからこそ、男性は男らしく 誰にも見えない場所でスマートにアプローチするべきなのです。

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