【論文】なぜ非モテの優しさはキモいのか

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世の中には「優しい男性がタイプです」という言葉を信じ、愚直に親切を繰り返しては「いい人なんだけど……(キモい)」と切り捨てられる悲劇が絶えません。

一方で、女性に話を聞くと
「元彼のxxxなところが優しかった〜」
と具体的なエピソードが飛び出してきます。

クソニートくん
クソニートくん

確かに。非モテの優しさとモテ男の優しさに違いがあるのかな。

Murasaki
Murasaki

ふっふっふ。今日はそんな「悩める男子の疑問」に回答しよう。

私はこれまで
「暴力性はモテの予測因子である」
「チxxを挿れないと女性は発狂してしまう生物」
と散々放言してきましたが、これらでロジックを理解しても 実戦で役に立つかどうかはまた別の話なのです。

なぜ、あなたの献身はゴミ箱に捨てられるのか。
今回は、非モテの優しさがなぜキモいか?と言う観点で具体的な例を紹介しつつ進化心理学的な観点から女性が何を期待しているのかを掘り下げていきます。

その絶望的な格差の正体を、科学のメスでえぐり出していきましょう。

絶望の始まり:脳が「あ、これキモい」と察知する瞬間の事例

まずは、女性が吐き気を覚えるほど「キモい」と感じる、非モテ特有の優しさの事例を具体的に解剖します。

これらは単なるマナー違反ではなく、相手の生存本能を逆なでする「エグい自爆行為」のオンパレードです。

Murasaki
Murasaki

正直これは、昔私もやったことがある。
ただ、ロジックを理解すれば「いかにこれらの優しさがキモいのか?」がわかると思う。

クソニートくん
クソニートくん

うわぁ。。、

女に気遣いしすぎる

典型的なキモい優しさとして「過剰な優しさ」を挙げておきます。女性を「一人の人間」ではなく、まるで「触れたら壊れる高価な花瓶」かのように扱う男性が多すぎます。

少し連絡が遅れただけで「忙しいのにごめんね」と謝り倒し、少し外を歩けば「疲れてない?」「足痛くない?」「寒くない?」と数分おきに生存確認を行う。
これは気遣いではなく、もはや「介護」や「監視」の領域です。

Murasaki
Murasaki

女を『壊れ物』として扱ってるだろ? それ、ただの介護なんだよな。

クソニートくん
クソニートくん

えっ、お姫様扱いすれば喜ぶんじゃないの!? 尽くすのが正義だと思ってたよ……マジ?

「女性はこの過剰な配慮に対し、優しさではなく『重苦しいプレッシャー』を感じる」
と説明されますが、進化心理学的にはおそらく子宮の底から震え上がるキモさでしょう。

デートで女性に「服を買ってあげるよ」
性的資本のない男性がお金で女を釣ろうとする「弱者のシグナル」そのものだ。

結果として、あなたの隣は「安らげる場所」ではなく「精神を消耗する場所」へと成り下がり、脳はあなたを「避けるべきストレス源」としてインデックスしてしまいます。

女を格上だと思っている

女に対して気遣いしすぎることと関連しますが、女性を格上だと思って行動するのは典型的な非モテの優しさでしょう。

以下の動画はAbema TVで放送された「男磨きハウス」の一幕なのですが、出演者のヨシタカ氏は典型的な「女を格上だと思い(思っていなくても態度に出ている)女性を誘っている」ことが確認できます。

私は男磨きハウスに登場した出演者全てのガッツに心から尊敬の気持ちを抱いています。だからこそ安全地帯のモニター室で爆笑していたジョージとかとゆり?氏にイラついていたわけですが、それはそれとして。

とはいえ、ジョージたちはヨシタカ氏の行動を抽象化して、なぜ刺さらないのか指摘をするべきです。

なぜ非モテの優しさはキモいのか?

これらの行動は極端な例かもしれません。

しかしながら、これらがなぜキモいと認知されるかを抽象化しないと、あなたの実戦で応用できないのです。

Murasaki
Murasaki

一段抽象度を上げて理解しないと、無限に事例を集めることになってしまう。

クソニートくん
クソニートくん

それは大変だよね。

なぜ、非モテの優しさはキモいのか… それは遺伝子をばら撒く能力がほとんどないことを予感させるからです。

例えば、ヨシタカ氏が行ったような「ご飯行きませんか〜?」と手当たり次第に声をかけている姿は、女性にデートをお願いしているように見えます。
これは他に選択肢がないので、目の前の女性に嫌われたら性行為できないためです。

女性に追いLINEして一向に返信が返ってこないのは「必死になって一人の女性に執着している姿が、他の女に見向きもされない選択肢のない男」であるシグナルを強烈に放ってしまっているからです。

追いLINEは他の女に一歳見向きもされてない強烈なサインだ

進化の過程において、女性は「産める子供の数」に厳しい制限があります。そのため、一度の生殖で「外れ」を引くコストが男性より圧倒的に高いのです。

また、女性は自分の腹に宿した子は確実に自分の遺伝子を引き継いでいますから、自分の遺伝子を遠くに拡散することはできません。
女性が遺伝子を拡散するためにはモテる男性の遺伝子を貰い、その子供に遠くへ運んでもらうしかないのです。

そこで発達したのが、相手の価値を瞬時に見抜くセンサーです。

クソニートくん
クソニートくん

こわwww

Murasaki
Murasaki

様々な研究レベルで、女性に備わった特殊能力が判明しつつある。

「選択肢のない男」が必死に尽くす姿は、生物学的に見て極めて価値が低いと判定されます。

なぜなら、他に選べる女性がいないからこそ、目の前の一人に執着し「哀願(しがみつく)」しているようにしか見えないからです。
自分の遺伝子を託す相手として、「誰にも相手にされないから媚びている男」を選ぶことは、進化の歴史において致命的なエラーとなります。

そのため、女性の脳は「哀願する男」を直感的に「弱者」と見なし、生理的な拒絶反応、すなわち「キモい」というアラートを鳴らして排除しようとするのです。

非モテの優しさは、ダメな商品を必死に一人の女性に売りつけるセールスマンです。
一方モテる男性の優しさは、iPhoneを売るセールスマンです。

前者は必死にダメな商品を売らないと行けませんが、後者は特定の人が買ってくれなくても 他にも買ってくれそうな人はいくらでもいるから、態々一人に必死になる必要がないのです。

ここからは具体的に「男性のどのような優しさをキモいと感じるか?」に焦点を当てて、学術論文こみで紹介していこうと思います。

「キモい」は脳が鳴らす防衛アラートである

「キモい」という感情は、相手を避けるための強力な生存戦略です。特に、価値が低いとみなされた個体からのアプローチは、脳内で「予測不能な脅威」として処理されます。

ここからはさらに解像度を上げて、どのような行動が「キモい非モテの優しさ」に映るか解説します。

意図が見えない親切は「脅威」でしかない

人間は、相手の行動の裏にある「本当の目的」が読み取れない時に、最も強い不気味さを感じます。

なぜなら、本当は危害を加えてくる人間なのかもしれないし、それが分からない人間と接するのはリスクだからです。

2016年の研究を紹介します。不気味さとは、相手の意図が読み取れないことへの適応的な反応であると言う仮説が支持されました。

In short, it is our contention that “creeping people out” is an adaptive human response to the ambiguity of threat.

https://doi.org/10.1016/j.newideapsych.2016.03.003

この研究では1,341人を対象にオンライン調査を実施しました。

その結果、男性は女性よりも不気味だと思われやすく、女性は不気味さを性的脅威と結びつける傾向が強いことがわかりました。
また、独特な非言語行動や「予測不能さ」に関連する特徴、さらには特定の職業や趣味が不気味さの予測因子となることが判明しました。

この結果は「不気味だと感じる(creeped out)」という反応は、脅威の存在が「曖昧」な状況に対する、進化した適応的な感情反応であるという仮説を支持しています。
つまり、確実ではないが危険かもしれない状況で、警戒心を維持するための機能を持っていた方が生存しやすかったのです。

女性に下心を出さずにアプローチするのは、優しさや気遣い、あるいは社会的にそうあるべしという刷り込みがあっての行動かもしれません。

しかし相手の意図が「純粋な親切」なのか「卑しい下心」なのかが曖昧なとき、脳は安全のために「キモい=避けるべき」と判断を下します。

クソニートくん
クソニートくん

え?下心出した方がいいの?

Murasaki
Murasaki

詳細は別の記事で解説しているが、答えはYESだ。ただし、やりすぎるな。

マxコが付いてるだけでオスが寄ってくる性別の発信する「恋愛テク」。こんなの信用したら終わりだ。

非モテの優しさは、不気味さゆえに「何か裏があるのでは?」という疑念を抱かせやすいのです。

格下の「勘違い」は性的攻撃と見なされる

さらに残酷なことに、あなたの市場価値(配偶者価値)が低い場合、その優しさはもはや「攻撃」「ハラスメント」として受け取られます。

自分の価値を客観視できず、勝手に「行ける!」と勘違いして親切を押し売る非モテの姿は、女性からすれば生理的な嫌悪の対象でしかありません。これは「格下からの無礼な性交渉の要求」と同じカテゴリーに分類されるからです。

Murasaki
Murasaki

女性が負の性欲を発動して「キモい!!」ってなる典型例だ。

クソニートくん
クソニートくん

泣いちゃった

実際に、女性が性的嫌悪感をどの程度感じるか?と言うことを調べた調査を見ると「格下だと思っていた男性のアプローチが如何にキモいか?」が大変よくわかるでしょう。

2017年の研究を紹介します。91人の女性にイケメンと不細工の写真を提示し、その男性と「会話」「ハグ」「キス」「大人のプロレス」をおこなっている状況を想像してもらいました。

結果、ただの会話でさえ 女性は嫌悪感を示し、その度合いは外見的魅力が高い人は低いことが判明しました。

We found that disease cues and attractiveness, but not sexual arousal, influenced disgust. The results suggest that women feel disgust at sexual contact with unattractive or diseased men independently of their sexual arousal.

不細工は会話ですらもハラスメント
Disgust Trumps Lust: Women’s Disgust and Attraction Towards Men Is Unaffected by Sexual Arousal
Murasaki
Murasaki

鏡を見ろ、クソニート。お前が投げてるのは『親切』じゃなくて、女性にとっては『汚物のつぶて』なんだよ。自分の価値が低いことを自覚せずに近づくこと自体が、相手への攻撃なんだ。

クソニートくん
クソニートくん

自分の価値を低く見積もって謝りまくるのもダメで、勘違いして突撃するのもダメって、完全な詰みゲーじゃない!?

遺伝子レベルで「投資価値なし」と判定される悲劇

これまで、格下男性がやりがちな「性欲を隠して近づく」「ちょっと優しくされただけで勘違いしてアプローチしちゃう」ことが如何にキモいかを解説してきました。

そして、女性が探しているのは「自分しか選択肢がなくて必死になっている男」ではなく「自分の遺伝子を遠くまで拡散してくれそうな息子が生まれると期待できる父親になりそうな男性」なのです。

女性の交配戦略は、単なる「今の気分」ではなく、「孫の代まで繁栄できるか」という数世代先の生存確率に最適化されています。

息子を「モテ男」にしてくれる遺伝子を探せ

女性が本能的に求めているのは、自分に従順なだけの男ではありません。自分の息子を、将来多くの女性を惹きつける「モテ男」にしてくれる強い遺伝子です。

そうすれば、その息子が遠くまで自分の遺伝子をばら撒いてくれます。

2019年の研究を紹介します。メスは生殖によって得られる間接的な利益(子孫の魅力に反映させる)を最大化させるため、オスに対する抵抗性を増大させることが判明しました。

We demonstrate that it is possible for resistance to coercion to evolve in the absence of direct costs of mating to preserve the indirect benefits of mate choice.

Female resistance to sexual coercion can evolve to preserve the indirect benefits of mate choice

この研究は、性淘汰と性的葛藤の両方を含んだ理論的モデルを作成し、ディスプレイ(外見)と嗜好、強制と抵抗の同時共進化を可能にすることを示したものになります。

この研究は、女性がより高品質な男性を獲得するために、男性に「クソテスト」を課して品定めをしていることを表す理論的なモデルと言えるでしょう。

女性が男性に対して冷酷な質問をし、そこで男性が必死になったらOUT。低品質な男性の烙印を押されて、その女性との関係は上手くいかないでしょう。

Murasaki
Murasaki

お前のそのヘコヘコした卑屈な態度が遺伝したら、お前の息子も一生非モテ確定だろ? 母親になる女性が、そんな『負け戦が約束された遺伝子』をわざわざ選ぶわけないんだよ。

クソニートくん
クソニートくん

僕の優しさが「未来の孫の代までの絶望」を予感させてたなんて……。生物学って残酷すぎない!?

これまで、非モテの優しさがいかにキモいか?と言う観点で様々な研究を紹介してきました。

では、哀願するような優しさを女性が受け付けないなら、一体どんな優しさが女性に刺さるのでしょうか。

ここから先は、明確な解決策を提示し具体例まで踏み込みます。

参考にした論文

具体的な研究結果を挙げて、どのような優しさが女性に刺さるのかを言語化して解像度を高めていきます。

それによって、あなたのアクションに対するメロディラインがくっきりと浮かび上がってくるでしょう。
具体的な例を挙げつつ、男性はどのようにして女性に接するべきなのか考えていこうと思います。

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