一生分かり合えない男女の心。
日々多くの男性 女性がこれらに悩まされ、時に人間関係を壊してしまうこともしばしばです。それだけ男女の関係は不安定なものなのです。
なんで分かり合えないのさ。
進化心理学では、男女の心や考え方の違いは「進化の結果、適応の結果」と説明する。
そんな男女の違いに対して説明を試みようと、さまざまな議論が展開されています。
そして、人間であればこの議論に誰でも参加できる性質上、インターネット上にはさまざまな的外れな意見や議論が展開されていることもしばしばです。
私はブログで何度も
「女性は認知が歪んでいるから、彼女たちの意見を聞いてはいけない」
「正しい態度は『うんうん、そうだね。大変だったね。全部岸田のせいだよね。 …じゃ挿れるね。、』である」
と述べ続けています。
だからこそ、信じるに足るのは 誰かの意見ではなく客観的な証拠に支えられた学術論文なのです。
さて、そんな有象無象が跋扈するインターネット空間ですが 稀に我々にとって有益で一考の余地がある言葉が登場することがあります。
その一例が、2019年7月に突如としてインターネットに出現した「負の性欲」という言葉でしょう。
この言葉は、女性の性欲をうまく表現しているとして インターネットでは珍しい一考の余地がある表現です。
そこで今回は、女心の闇の一面の科学と題しまして「負の性欲」についてと、その突破方法について考えていきたいと思います。
そもそも負の性欲とは何か
まず理解したいのが、この「負の性欲」という概念です。
性欲に正負なんてあるの?
おそらく、多くの場合女性特有の現象だ。
これについてまず解説を加えよう。
この負の性欲は、すでに述べた通り2019年7月に突如インターネットに出現した単語です。
「負の性欲」とは、「リョーマ」と名乗るTwitterユーザーが考案し
「女性による、よりよい子孫を残すための男性に対する選別と、そうした選別によって『アウト』と判定した相手に対して(自己防御的に)発露する生理的嫌悪感」
を指し示す語です。
より良い子孫を残すため、男を選別し、アウト判定した男に近寄らないように、その男に対して抱く強い生理的嫌悪感、それが女の性欲だよ。僕は「負の性欲」って呼んでる。
まず理解しなければならないのは、この「負の性欲」の「負」が何を指し示すかということです。
性欲を定義する
そもそも性欲は、どのようなものでしょうか。
多くの人が理解しているように
「子孫を残すために存在する人間の三大欲求のひとつ」
くらいに理解しているでしょう。
えっ。違うの???
間違いではないが、その発露の仕方が男性と女性で異なることがわかっている。
この性欲ですが、明らかに男女で発露の仕方が異なります。
すなわち
「男性は可能な限り多くの人と性交渉して子供を増やしたい」
「女性は近寄ってくる男性の中から、優秀な人を選んで受け入れる」
男性は基本的に自らアクションを起こさないと相手の視界に入りません。よって、自らアクションを起こし女性に自分をアピールして
「自分はこんなに優秀なオスなんだぞ」
と知らせて女性に交渉しなければなりません。
逆に言えば、基本オスには価値がないので 何かしらの交渉材料を持っておかないと女性に見向きもされないでしょう。
オスが積極的にアピールするのは、自然界では当たり前だ。
メスに羽根を広げてアピールづる孔雀を見たことがあるだろ?
一方女性は、基本的に存在自体に価値があるので 男性は勝手に寄ってきます。更に一度妊ってしまうと十月十日動けなくなってしまいます。結果として、その中から優秀な男性を選び 時に拒絶しなければなりません。
そしてこれらの事象は全て、性欲という同じ軸の上で行われていることに注意が必要です(単に発露の仕方が違うだけ)。
女性が言う「キモい!」「チー牛!!」は性欲の発露
これまで、男性と女性では性欲の発露の仕方に性差があり 男性は交渉権として使う一方、女性は拒否権として使うことを述べました。
以上から、性欲を剥き出しているときの見え方が異なるのは言うまでもありません。
もちろん女性が男性に言い寄る場合もある。これももちろん正の性欲だが 全体で見れば稀だ。
女性が「チー牛!」「弱者男性!」と言って鳴いているのは、性欲によって相手の男性をチェックし、アウト判定を出したことに他なりません。
女性は相手を拒絶することで男性を加害し性欲を発露させているのです。
実際に女性の性的嫌悪と男性の外見や社会的地位を調べ「負の性欲」を補完する研究を紹介します。
2017年の研究を紹介します。91人の女性にイケメンと不細工の写真を提示し、その男性と「会話」「ハグ」「キス」「大人のプロレス」をおこなっている状況を想像してもらいました。
結果、ただの会話でさえ 女性は嫌悪感を示し、その度合いは外見的魅力が高い人は低いことが判明しました。
We found that disease cues and attractiveness, but not sexual arousal, influenced disgust. The results suggest that women feel disgust at sexual contact with unattractive or diseased men independently of their sexual arousal.
Disgust Trumps Lust: Women’s Disgust and Attraction Towards Men Is Unaffected by Sexual Arousal
これは女性が魅力的でない男性に対して拒絶することを示した直接的な研究です。
他にも、女性が男性からされた行動を「好意的と解釈するか?嫌悪感を抱くか?」を調べた研究を紹介します。
2008年の研究を紹介します。女子大生を対象にある行動がハラスメントになるかどうか判断してもらいました。その結果、外見的魅力と社会的地位は ハラスメントと感じるかどうかの予測因子として機能することが判明しました。
Results indicated that attractiveness, high social status, and attitudinal beliefs about sexual harassment were all predictive of tolerance for sexual harassment, providing preliminary support for the validity of this paradigm.
Tolerance of sexual harassment: a laboratory paradigm
換言すれば、あなたが女性に対しておこなったアプローチが成功するかは あなたの魅力次第ということです。
女性に「負の性欲」を向けられたらもう終わりってコト…?
それに対しても、少し説明を加えておこう。
実は女性が負の性欲を発露させるのは、なんらかのテストなのでは?とも考えられる。
これまで女性は「アウトになった男性を拒絶するために負の性欲を発露させる」と述べました。
実際に性的な魅力に乏しい「真面目くん」「チー牛」は女性からキモい判定食らって拒絶されている姿をいくらでも見たことがあるでしょう。
そして注意しなければならないのが、女性の「負の性欲」の発露を受けてそれを間に受けすぎるのもよくないのでは…? と指摘されている点にも要注意です。
女性は自分の選択の目をくぐり抜ける「強いオス」の精子がほしい
これまで性欲を正の方向(交渉権を行使する)と負の方向(拒否権を行使する)に分けて議論をしました。
交渉権も拒否権も、性欲という同じ軸の上で語られるものであることを述べたと同時に、女性はアウト判定した男性に対して拒否権を行使することを述べました。
だとすると、女性から拒絶された時点で終了! …となりそうなのですが、それも一度考えるべきなのでは?ということを指摘してみようと思います。
拒絶されたらアウトなのは当然じゃないの?
必ずしもそうとは限らない。
キーワードは「女性は強くて格上の男性が好き」という点だ。
女性が負の性欲を向ける理由は、相手を拒絶するためです。これは拒絶を突破すれば逆転できることと表裏一体です。
実際、女性は暴力的な男性に対して発情することが あらゆる研究で判明しています。
これは、女性の拒絶をうまく突破した男性が 性交渉できることを間接的に補完していると考えられます。
でも、拒絶されてから暴力性だしても手遅れなんじゃ。。、
よし。ここからはいくつか「拒絶を突破する研究結果」を紹介しよう。
女性の攻撃性は実は生殖戦略
そもそも自然界では、資源が豊富な環境にいるメスはオスに対して攻撃的になることが判明しています。
これは資源が豊富にあるので、「すぐにオスと交尾して子孫を残す必要がある」という方向にインセンティブが働かなくなり、より一層優秀なオスの精子を求めて
「弱いオスはどっか行け!!」
と攻撃的になる結果です。
実際に自然界におけるメスの生殖戦略として
「オスに厳しい態度を向け、それを突破して屈服させてくれるオスを厳選する」
ことがわかっています。
2019年の研究を紹介します。メスは生殖によって得られる間接的な利益(子孫の魅力に反映させる)を最大化させるため、オスに対する抵抗性を増大させることが判明しました。
We demonstrate that it is possible for resistance to coercion to evolve in the absence of direct costs of mating to preserve the indirect benefits of mate choice.
Female resistance to sexual coercion can evolve to preserve the indirect benefits of mate choice
この研究は、性淘汰と性的葛藤の両方を含んだ理論的モデルを作成し、ディスプレイと嗜好、強制と抵抗の同時共進化を可能にすることを示したものになります。
この研究の結果は人間界でも頻繁に観測され、たとえば「チー牛!!」と鳴き声を上げる淘汰女や 全身をブランドで固め顔面をメスで切り刻む奇行に走る夜職女など 枚挙にいとまがないです。
彼女たちはキャンキャン泣き喚いてオスに攻撃的に振る舞っていますが、その裏腹
「本当は自分を屈服させてほしい」
という切ない願いを内包させているのです。
女性が優秀なオスを選ぶために攻撃的になることはわかったけど、抵抗した結果オスに屈服するって…
あぁ。レイプそのものだ。
「チー牛!」と泣き喚き、顔面を美容整形フル課金で固めた女性は 優秀な男性を探すためで、彼女たちは最後優秀なオスに屈服することを望んでいる…
側から見るとそれはレイプそのものですが、なんと女性は進化の過程でレイプに適応したのでは?と指摘されています。
女性はレイプに適応するように進化している
2003年の研究を紹介します。女性は合意による性行為の場合よりも強制的に性行為を行った場合の方が妊娠可能性が高いことが判明しました。
Our analysis suggests that per-incident rape-pregnancy rates exceed per-incident consensual pregnancy rates by a sizable margin, even before adjusting for the use of relevant forms of birth control.
Are per-incident rape-pregnancy rates higher than per-incident consensual pregnancy rates?
この研究は、レイプと妊娠に関する文献のレビューを行い 次にStatistical Abstract of the United Statesの避妊具使用に関するデータを用いて、経口避妊具やIUDで保護されている可能性の高いサンプル中の相当数の女性を調整したレイプ妊娠率の推定を行うことで調べられました。
これは、女性は同意のない性行為を繰り返し その場合の方が子孫繁栄に繋がる間接的証拠と言えます。
なんでだ。。、
人類は争いを続け、敵国の勝利した男性と子をなすことがザラだったからな。
そんな血生臭い歴史に適応したのかもな。
人間の歴史は戦いの連続です。その過程で女性は敵国の男性と性的な関係を持つことは珍しくなかったでしょう。
2005年の研究を紹介します。女性は敵の支配に対する抵抗が男性と比して低いことが判明しました。
The evolutionary psychological perspective implies that women should be far less resistant to alien rule than men, because they have the option of marrying into the conquering group; however, this sex difference should disappear when women are no longer reproductive. The analysis of the Eurobarometer data from 15 European Union nations strongly confirms this prediction.
THE EVOLUTIONARY PSYCHOLOGICAL PERSPECTIVE ON WAR, CONQUEST, AND ALIEN RULE
これは戦争や紛争で侵略してきた人と嫁いできた女性の末裔が我々であるという、進化心理学的な仮説を補強する研究結果です。
このように、女性は実際に男性を拒絶し「負の性欲」を発露させる一方、本当は強いオスに屈服したい欲求が備わっており 実際に同意のない性行為に対して適応している証拠がいくつも発見されています。
女性は「クソテスト」として男を殴っている。
これまで、女性の性欲は男性と発露の仕方が異なること、女性が「チー牛!」「キモい!!」等の鳴き声を上げるのは「負の性欲」の発露であること、そして本当は「その拒絶さえも突破してほしい欲求を同席させていること」を述べました。
女心って複雑だなぁ。。、
あぁ。だが、知らないと永遠に突破できないまま「学習性無力感」に苛まれてしまうだろう。
このように、女性が
「強いオスかどうかテストするために拒絶の態度を示す」
ことをクソテストと言います。
要は、女性は拒絶の態度そのものが遺伝子の進化のテキストに組み込まれた適応的な行動としてプログラムされており、その裏では「それを突破してほしい」と考えていることを実践レベルで頭に叩き込む必要があるのです。
実際に女性は、強制的な男性に好意を持つことが研究から示されています。
2022年の研究を紹介します。テストステロンの高い男性の顔は支配的であると評価される傾向にあることが判明しました。
Our data indicate that high testosterone faces reveal dominance. However, there is no evidence of directional selection for increased (or decreased) testosterone in terms of attractiveness to the opposite sex.
Testosterone increases perceived dominance but not attractiveness in human males.
またテストステロンと魅力的な顔に関する証拠はないと結論づけられました。
テストステロンは男性のモテを予測する因子です。テストステロン値が高い男性特有の支配的な顔立ちを女性は好み、実際にそのような男性は衝動的でリスクを恐れない傾向にあります。
以上から、男性は
「女性の拒絶を突破できるほど強く、積極的な男になること」
「本当に女性が拒絶していると感じたら撤退もしくは再度ラポール形成からはじめること」
が求められるでしょう。
令和の日本では、たとえ嘘であっても女性が
「私は拒絶したのに、無理矢理されたのぉ〜😭」
と言ったら、司法の女割で男性が裁かれる時代です。
要は全ての男性がレイプの加害者予備軍であることも頭に叩き込んでください。
それでも女性のクソテストを突破し、女性に強く迫り、反応の変化を見て突破or撤退をうまく使い分けるスキルが男性に求められているのです。
どうすれば転落死の可能性を下げられるの?
すでに述べた通り、女性が「楽しい体験と感じるか?キモいと感じるか?」の予測因子は、男性の社会的地位と外見だと述べた。
自分を磨いていくしかないだろうな。
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