消費税は増税すべきっしょ

政治

2026年、高市政権が飲食料品の「消費税率1%」への引き下げで最終調整に入ったというニュースが列島を駆け巡りました。

飲食料品の消費税「2027年4月から1%」 政府検討、高市首相意向をほぼ実現
飲食料品の消費税減税を巡り、政府が来年4月1日から税率1%に引き下げる方向で検討していることが29日、分かった。高市早苗首相は今年度中に税率をゼロにすることを…

世間では「消費税は悪だ」「もっと減税しろ」と喚く声が絶えません。
SNSでもこのニュースが議論を巻き起こしています。

しかし、冷徹なデータに照らせば、現役世代が消費税減税を叫び、このニュースに喝采を送るのは「自らの首を絞める自殺行為」に他なりません。

Murasaki
Murasaki

消費税減税!って言ってるやつは、流石にいい加減にしろよ って思う。

クソニートくん
クソニートくん

えっ、だって消費税下がったら生活助かるじゃん……高市さん最高じゃねえの!?

もしあなたがクソニートくんと同じ感想を抱いたのなら、あなたは国家という巨大なシステムに「気づかないうちに搾取される側」の人間です。

消費税は減税… どころかむしろ増税した方が圧倒的に得なのです。

ここからは、そんな消費税減税論者の皆様の甘い幻想を打ち砕くような、私の個人的な意見を紹介していきましょう。
ですが、ここから先を読めば 私の主張にも「一理あるな」と理解いただける…と信じています。

この記事を書いた人

Murasaki
Murasaki

はじめまして。「論文解説お兄さん」を自称している、Murasaki(むらさき)だ。

クソニートくん
クソニートくん

友人兼水先案内人のニートです!

はじめまして。この記事を書きました Murasakiと申します。

論文を用いて、少しでも人生が明るくなるようなお手伝いをする情報発信をしています。

マルボロの赤を愛煙する喫煙者です。
詳細につきましては、以下の記事をご確認ください。

このブログでは、ほとんどの場合論文の引用や信頼できる公的機関等が発表した統計データの一次情報を引用して、一貫した主張を展開するスタイルを徹底しています。

ちまたに流れる「お気持ち表明」的な三流ハウツーとは一線を画した内容になっていると思います。

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ここからは、消費税減税がいかに愚かか、そしてなんなら増税するべきであることを、容赦のない公的データを用いて指摘します。

耳障りの良い「減税」という甘い毒に酔っていたい方は、今すぐブラウザバックしてください。

心の準備ができた方だけどうぞ。

税収の構造 —— 現役世代だけが毟り取られる「所得税」と「法人税」

まずは、誰もが目を背けたがるこの国の「税収のカラクリ」から確認しましょう。

そもそも、日本の税収を大きく支えているのはなんでしょうか?
答えはズバリ「消費税・所得税・法人税」です。

出典:*財務省「一般会計歳入歳出決算の概要」(令和5年度)
– *国の基幹3税は「消費税(約32%)」「所得税(約30%)」「法人税(約22%)」。

日本の税収の大部分はこの3つで成り立っていますが、このうち「所得税」と「法人税」を実質的に負担しているのは誰でしょうか?

言うまでもありません。毎日満員電車に揺られ、日々労働し、経済活動を行っている「現役世代」です。

クソニートくん
クソニートくん

たしかに、働いてない高齢者は所得税なんてほとんど払ってないよな……

Murasaki
Murasaki

その通り。高齢者は膨大な資産を抱え込んでいるのに、「給与」がないから所得税からは合法的に逃げ切ってるんだよ。

内閣府の「高齢社会白書」を見れば一目瞭然ですが、日本の家計金融資産の約6割は、60歳以上の世帯が独占しています。

彼らは莫大な富を抱え込みながら、税の徴収ルートである「所得税」を完全に回避しているのです。


その一方で、彼らを維持するためのコストは国家を食いつぶす勢いで膨張しています。

日本の国税収入は、最高税収に達した2025年でさえ約80兆円程度しかありません。
それにもかかわらず、その倍近い140兆円規模の社会保障費を垂れ流しているのです。

出典:*厚生労働省「令和7年度(2025年度)予算ベース 社会保障給付費の見通し」
国家の社会保障給付費はついに約140兆円規模に到達。その約6割強が、年金・医療・介護といった「高齢者関係給付費」に消えている。

Murasaki
Murasaki

要するに、ウンコ製造マシーンの維持メンテナンス代だけで140兆円。彼らは本質的に純粋なコストにしかならない存在だ。

私たちが日々「日本の税金は高すぎる」「手取りが少なすぎる」と苦しんでいる原因は至ってシンプルであり、単にこの「老人福祉のやり過ぎ」がすべての元凶なのです。

唯一の希望 —— 高齢者もまともに払う「消費税」

働かず、所得税を免れている「金持ちの高齢者」から、強制的に平等に税を徴収できる唯一の手段。

それこそが「消費税」なのです。

Murasaki
Murasaki

老人がベンツを買おうが、高級寿司を食おうが、容赦なく10%をむしり取れる最強のツール。それが消費税だ。

もし、大衆の要望通りに消費税を減税したらどうなるでしょうか?

ただでさえ国家へのコストにしかなっていない高齢者が、唯一まともに払っている「消費税のルート」を細くすることになります。

しかし、140兆円に膨張した社会保障費という「維持費」は1円も減りません。
減った消費税の財源の穴埋めは、一体どこに行くのでしょうか?

そう、法人税や所得税、そして何より下の世代である現役世代の「社会保険料」にすべてシワ寄せが行くのです。

「社会保険料勝手にUPしたら、労働者が暴動起こすだろ」
そんな意見も聞こえてくるかもしれません。

…残念。
これまでなんのお知らせも無しに社会保険料をバンバン上げてきましたが、たったの一度も暴動だったり政治的な拒絶運動は起こってきませんでした。

法改正なしでしれっと上がる恐怖の「社会保険料」

消費税と社会保険料には、決定的な「搾取のしやすさ」の違いがあります。

消費税を増税するには、国会での法改正が必要です。野党は猛反発し、メディアは騒ぎ立て、政権は次の選挙での大敗北を覚悟しなければなりません。多大な政治的エネルギーが必要です。

しかし、社会保険料はどうでしょうか?

Murasaki
Murasaki

社会保険料は「法改正なし」で、厚労省の審議会を通すだけでしれっと上げられるんだよ。お前らが寝てる間にな。

クソニートくん
クソニートくん

働いてるみなさん、お疲れっすWWWW

「消費税減税」を叫び、それに喝采を送ることは、高齢者からの税収を自ら放棄し、代わりに自分たちの給与から「法改正なしで無限に引き上げられる社会保険料」として毟り取られることを是認するのと同じです。

消費税減税を支持する若者や現役世代は、自ら「もっと私の給料から天引きしてください」と首を差し出している、信じられないほどの愚か者なのです。

現役世代は「消費税増税・社会保険料減税」を主張せよ

ここまでの絶望的な構造を理解したなら、我々現役世代が真に取るべきポジショニングが見えてくるはずです。

国家の福祉予算を圧倒的に食いつぶしているのは高齢者なのですから、「受益者が多く負担する」のは当然の原理です。

彼らが唯一逃げられない「消費税」こそが、その負担を適正化する強力なツールとなります。

一方で、現在の「社会保険料」は、下の世代から金持ちの老人への一方的かつ強制的な仕送りに過ぎません。

現役世代は「消費税を減税しろ」などというピントの外れた念仏を唱えるのをやめ、「社会保険料を下げろ。その代わり、消費税の増税を受け入れるから全員で社会の持続に貢献しよう」と主張するべきなのです。

クソニートくん
クソニートくん

えっ、おれニートだから社会保険料払ってないのに、消費税だけ増えちゃうじゃん……ふざけんな!

Murasaki
Murasaki

働けボケ!!!!

冷静に計算してみましょう。

現在の消費税は10%ですが、社会保険料は労使折半(企業負担分と個人負担分)を合わせると実質的に「約30%」も給与からむしり取られています。

年収500万円のサラリーマンであれば、年間約150万円もの社会保険料を国に吸い上げられている計算になります。

極端な話、消費税を20%に引き上げたとしても、その分社会保険料を20%に下げてくれれば、労働者の可処分所得はトータルで見れば実はそこまで減りません。

しかも、社会保険料は給与から天引きされるため「絶対に脱税不可能・回避不可能」ですが、消費税は「消費さえしなければ実は抑えられる」という決定的な違いがあります。節約や自給自足、オフグリッドによってコントロールできる消費税のほうが、現役世代にとっては社会保険料の強制徴収よりもはるかに優しい税制なのです。

そして何より、高齢者は下の世代や社会に対して何のメリットも生み出していないにも関わらず、現役世代の労働と税金によって「生かしてもらっている」存在です。

であれば、彼らは下の世代に感謝し、消費税という形での負担増を甘んじて受け入れるのが筋というものでしょう。

消費税減税派の皆さんへ

ここまでの話を聞いて
「消費税は景気が悪くなるんだ!!!!」
などと言ったご意見をお持ちの方も多いかもしれません。

しかしながら、それは全く当てはまらないことを述べておきます。
少なくとも今のインフレ状況下では。

詳しくは以下の記事を参考にして欲しいのですが、消費税増税で景気が悪くなったのは
「デフレなのに消費税増税したからじゃねーの?」
というのが私の率直な意見です。

ともかく、一般的な消費税減税派の主張は上の記事でほとんど論破していると思うので、気になる方はぜひ読んでみてください。

減税ムードの日本で生き残るための4つの指針

今回は結論として、この絶望的な構造の中で現役世代がどう生き残るべきか、4つの指針を提示して終わります。

  1. 消費税減税は「自分の首を絞める行為」だと自覚しろ
    目先の1%、2%の減税を喜ぶのは、自らの首が社会保険料という見えない糸でギリギリと絞め上げられていることに気付かない家畜と同じです。
  2. 「増税(最低でも維持)」を主張する政党を支持しろ
    現役世代の本当の味方は、耳障りの良い「消費税減税」を叫ぶ大衆迎合の政治家ではありません。高齢者の反発を恐れず、痛みを伴う「消費税維持・増税」を主張できる政党こそが、巡り巡って現役世代の負担を減らすのです。
  3. 社会保険料を減らそうとしている政党を支持しろ
    見えやすい消費税ではなく、見えない所で上がり続ける「社会保険料の引き下げ」にメスを入れようとする政党こそが、現役世代の本当の可処分所得を増やす鍵を握っています。
  4. とはいえ、ワンチャン逃げられる準備をしておけ
    どれだけ正論を説いたところで、世間は完全に「消費税減税ムード」です。高市政権の動きを見ても、政治は大衆迎合へ舵を切り、この国は社会保険料の重圧とともに沈んでいく可能性が高いでしょう。
    自分が完全に搾取され尽くす前に、海外への脱出や、個人から法人成りして社会保険料をハックするスキームなど、逃げ道の準備だけは整えておくべきです。

絶望の構造を知った者だけが、本当の自由を掴むことができます。

あなたは、どちらの道を選びますか?

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