日本は長年にわたって少子化の進行に直面しており、出生率は低下の一途をたどっています。このままでは、将来的に労働力不足や社会保障の維持が困難になることが懸念されています。
しかし、みなさまご存じの通り従来の少子化対策、例えば男女共同参画政策や子育て支援等では、根本的な問題解決には至っていません。

マジで、日本はどうなっちまうんだ。。、

ただ、実現できるかどうかは不明だが、幾つかの観点で少子化解決の糸口になりそうな研究をいくつか発見した。
私は人口学の専門家ではありません。
しかし、学術論文を読み漁るといくつかの研究で、少子化対策として効果が期待できる施策の方向性はある程度分かってきています。現実のデータや研究成果を参考に、結婚率や出生率を高めるための戦略を考察していきます。
なお、本稿で提案する施策の中には、現代の一般的な倫理観や価値観を捨てざるを得ないものも含まれています。そのため、議論を読む際には、あくまで「少子化を改善するための効果的な手段の一例」として理解していただきたいと思います。
本稿では、男女政策の見直し、教育改革、都市計画・税制の工夫といった具体的な施策を順を追って紹介していきます。
個人の選択を尊重しつつも、社会全体として出生率を改善するための総合的なアプローチを示すことを目的としています。
読者の皆様には、現代社会における少子化の構造的課題と、それに対する現実的な施策の方向性を理解していただければ幸いです。
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男女共同参画の廃止──結婚率を上げるために
これまで日本では、男女共同参画の名の下 さまざまな女性優遇策をとってきました。
そこには高額な税金も投入され、そろそろ「男女共同参画の推進は意味があったのか?」をまじめに検証する時期に入ってきたと言えるでしょう。
ご存じの通り、男女共同参画によって女性を優遇する措置を取り続けてきたのに少子化は加速しています。果たして、本当にこの施策に意味はあったのでしょうか?
女性の大学進学は制限すべき
まず結論を述べます。少子化を改善するためには、専門職を除き、女性の大学進学は制限するべきです。

うわぁ。。、各方面から怒られるやつ…

ちゃんとその理由もあるから、私を燃やす前に話だけ聞いてくれよな笑
そもそも、この主張の発想には、以下のような統計的な事実があります。
2020年に行われた国勢調査からのデータです。男性は高学歴であるほど結婚しやすい一方、女性は高学歴であるほど結婚しにくいことが判明しました。

男性の場合高卒以下だと厳しい状況に置かれますが、女性は短大高専以上だと厳しい戦いを強いられるようです。
これは明らかな生物学的事実なのですが、子供を産むことができるのは若い女性だけです。
そんな女性の最も妊娠に適した時期を大学生活で浪費するのはそもそも誤りなのです。

おいおい、、、大丈夫か???

おそらく、この主張を気持ち悪いと感じる理由は「女性の大学進学の自由を、なんで子供を産むために制限するんだ」という点だろう。
「子供を産むために大学進学を諦めろ…?」
フェミおばさんがピキピキする音が聞こえてきそうですが、それでもなぜ 専門職以外の大学進学を禁じるべきなのでしょうか。
女性の専業主婦志向と大学教育の無駄
そもそもなぜ大学に行くのでしょうか。
当然高等教育を受けて、それを使って社会に還元するだけでなく より豊かな今後の人生を歩んでいくためでしょう。

これについては、100%同意だ。

じゃあなんで女性の大学進学を制限するのさ。。、
ですが、ここで問題になるのは「女性は専業主婦になることを望んでいる(大学で学んだことを社会に活かす気がない)」「専門職に関連する学部を、女性は選ばない」の2点に尽きるでしょう。
要は、大学にはモラトリアムのために行くのであり、決して学んだことを社会に還元したり そもそも社会に還元できるような専門性を身につけて手に職をつける気概など更々ないということです。
平均的な女性に学はいらないのです。
現状では、高学歴の女性は就学や就業に時間と労力を費やす一方で、結婚や出産を後回しにする傾向が強く、結果として出生率低下につながっています。
もちろん、専門性を身につけて社会に還元している女性を何人も知っています。
しかし社会全体の視点で見ると、一般職や非専門職の女性にとって大学進学は少子化対策の観点からはむしろ逆効果であり、なんなら遊ぶために大学進学している女性に学は不要なのです。
男女共同参画政策の影響
男女共同参画政策により、女性は教育やキャリアの道を自由に選びやすくなりました。
その背景には男女平等というイデオロギーが存在し、女性も男性と同様に自由に学歴やキャリアを選べるように優遇しようという発想が隠れています。
しかし、出生率の観点からは、自由度が高まるほど結婚や出産が後回しにされる傾向が強まり、少子化を加速させます。
その上本人は、大学で学んだことを社会に還元する気などなく、大学で遊ぼうとしているのですから無駄でしかないでしょう。
もちろん、繰り返しますが看護士・栄養士・教師・研究職などに就いて 社会で羽ばたきたいと言う女性も存在します。
したがって、専門職以外の女性の大学進学を制限し、結婚や出産を視野に入れた人生設計を促すことが合理的です。

合理的って言っても、女性が出産より大学進学を選んじゃうんだから どうしようもなくない?

いい質問だ。ここからは「どのようにして、女性の出産に対するモチベーションを与えるか?」を考えてみよう。
もちろん、女性に無理やり「お前に学なんて不要だから、高校進学したらとりあえず働いとけw」なんて言うつもりはありません。
ですが、出産育児に対するモチベーションがあればどうなるでしょうか?
ここからは、そんな動機づけを女性に与える方法を紹介しようと思います。
教育改革──幸せな人生を送る女性のロールモデルを与えよ
前の章で「女性の大学進学は少子化の直接的な要因であり、その上本人たちも社会貢献する気がないので禁止してしまえ」と述べました。
その上、結婚できず子供を残せなかった女性たちを見て、多くの場合とても幸せそうには見えないのです。

私は何度も「多くの女性にとって一番幸せなことは、子供を産み育てることだ」と放言しています。
それを今の女子高校生に当てはめるなら「大学なんて行く必要ないから、とりあえず働いて職場なりマッチングアプリなりでいい男捕まえてこい」となるでしょう。

「周りが大学行くから私も〜」程度の女子高生をそのままにするのはあまりにも無責任だ。

確かに。大学に進学したら今後どんな人生になるのか教えるのは大切だよね。
もちろん専門性を身につけて社会に貢献する意欲がある女性の大学進学を止める気はありません。
だからこそ、大学に進学したらどうなるか?子供を産み育てたらどうなるか?というロールモデルを女子高生に学ばせることは極めて意味のあるカリキュラムになりうるのです。
幸せな人生モデルを女子高校生に示すべき理由
なぜ、高校生の女子に「幸せな人生を歩む女性のロールモデル」を教育する必要があるのでしょうか。
結論から述べます。それは、多くの女性にとって、人生の早い段階で子どもを産み育て、やがて子どもが独立した後に第二の人生を歩むというロールモデルこそが、最も幸福な人生であるからです。
現実に目を向ければ、結婚や出産を後回しにして高学歴・高キャリアを追い求めた女性の中には、晩婚や未婚による孤立に悩むケースも少なくありません。
逆に、若いうちに出産・子育てを経験し、子どもが自立した後に趣味や社会活動、さらなる学びに挑戦する女性は、自己実現と家庭的幸福を両立させることができるでしょう。


17歳で出産した娘が18歳になり、自分はまだ35歳!なんでもできるじゃん! という人生と、34歳になってTwitterの婚活垢を動かし「奢らない男はダサい😤」と言ってる人生。
果たしてどちらが幸福で有意義な人生なのかは明白でしょう。

女子高生に、勝者と敗北者の人生模様を教育するんだ。

ひでぇwww
この「早期出産→早期子離れ→第二の人生」という流れを前提とした人生設計を教育の中で提示することは、若い女性たちが将来の選択をより主体的かつ前向きに考えるきっかけとなります。
加えて、敗北者の姿を公教育で女子高生に見せつけて、こうはなりたくないなと強く信念に刷り込むべきです。

人間、損失が大きいとわかっていることをしたくないものです。公教育で学習する「敗北した女性たち」の姿をインプットした上で、人生の選択を決定するべきです。
もちろん、そのプログラムを終了した上で「私はスポーツ科学を本気で学んで、地域社会の健康に貢献するんだ!」という決意を確かなものにした女子高生には、全面的なバックアップがあって然るべきです。
そしてこの教育は、単に個人の幸福だけでなく、社会全体の少子化対策にもつながるのです。その具体例として、教育現場で導入されてきたプログラムが存在します。
赤ちゃん抱っこプログラムの効果
その一例が「赤ちゃんロボット抱っこプログラム」です。赤ちゃんのロボットを抱っこしたり世話をしたりする体験を通じて、子どもの存在をより身近に感じる取り組みです。

赤ちゃんのロボットだと…???

女子高校生に、将来子供を育てるとどうなるか?を理解してもらうためのプログラムだ。
そして、実際に研究で「赤ちゃんロボットプログラム」の効用が確認されています。
2016年、オーストラリア・西オーストラリア大学の研究チーム(Sally Brinkmanら)によって公表された論文を紹介します。乳児シミュレーターを使った妊娠予防教育は効果がなく、むしろ妊娠率を高める結果となりました。
A teenage pregnancy prevention programme involving a baby simulator does not appear to have any long-term effect on reducing the risk of teenage pregnancy, according to the first randomised controlled trial to test the effectiveness of this intervention, published in The Lancet today.
Magic dolls: no quick fix for teenage pregnancy
この研究では、57校の女子中高生を対象に、赤ちゃんロボットを使う教育プログラム(1267人)と通常の性教育を受けたグループ(1567人)を比較するランダム化比較試験を実施しました。
調査の結果、一般的な性教育を受けさせたグループで20歳までに妊娠したのは全体の4%でしたが、赤ちゃんロボットを貸し出したグループで20歳までに1回でも妊娠した人の割合は全体の8%という結果になりました。
ここで重要なのは、この教育が単なる子育て技能の訓練ではなく、人生の早い段階で「母になることの自然さと幸福感」そして「私にもできるかも」という自信を直感的に理解させる点です。
ロールモデル教育と組み合わされば、若者が人生を設計する際の確かな指針となります。

日本では、10代で妊娠した女子高校生を退学させたり、散々な状況だが、むしろ積極的に応援し なんなら学校に来てもらって育児の話をしてもらうべきだ。

確かに。退学にしたり腫れ物のように扱ったり、意味わからないよね。
このような教育は、若者に無理やり結婚や出産を押し付けるものではありません。
むしろ、「幸福な人生モデルのひとつ」を早期に提示することで、将来の選択をより前向きに、自然に受け入れられるようにするものです。
間違えても、うんこしか産んでないおばさんにならないように、若いうちから「本当に幸せな人生はなんなのか?」を考えさせるべきなのです。

繰り返しますが、このプログラムを終了した上で志を持って大学に進学する女性を、社会は積極的に応援するべきです。
ただ一方で、このプログラムを受けた結果として結婚率や出生率が改善すれば、個人の幸福追求と社会的課題の解決を同時に達成できることも頭に入れておくべきです。

このロールモデル教育は合理的だと思うんだけど、実際うまく行くかな?東京都とかだったら、大学に行くのが当たり前みたいな風潮あるじゃん?

ニートのくせにめちゃくちゃいい指摘だ。
ここからは、少子化対策と都市計画について考えてみよう。
どれほど教育で正しいロールモデルを提示しても、現実の居住環境や価値観がそれを阻害することがあります。特に都市部においては、女性の集中による未婚化や価値観の変化が少子化を一層深刻にしています。
次章では、この都市化の問題に焦点を当て、都市計画や税制を通じて少子化解決に必要な道筋を考えていきます。
都市計画──女性を都市から地方へと導く仕組みを

まず強調したいのは、東京一極集中のように女性が都市に集まることは、少子化を深刻化させる大きな要因であるということです。

確かに。。、都市部ほど出生率が低いって聞いたことあるな。。、

いくつか研究を紹介して、都市に女性が集まるべきではないことを述べよう。
都市に女性が集中すれば、結婚や出産の機会は減り、社会全体の人口動態に悪影響を及ぼします。
したがって、女性が都市に過度に集まらないように、政策レベルで議論し実行に移していくべきなのです。
女性を都市に集めてはならない
ここで研究の知見を紹介します。実際に、都市部では女性の未婚率が高く、政治的にはリベラル化し、結婚や出産を選ばない傾向が強いことが確認されています。都市の便利さや自由な選択肢は、女性にとって魅力的に映りますが、それは同時に「結婚・出産を後回しにする自由」に直結しているのです。
一方で、地方に暮らす女性は比較的早い段階で結婚し、子どもを持つ割合が高いことも知られています。この差は、都市と地方の文化的・経済的環境の違いから生じているのです。
3.3 政策提案──女性を地方へ導く税制・インセンティブ
では、どうすればよいのでしょうか。解決策は明確です。女性が都市に集まらないようにする政策を打つ必要があります。
たとえば、女性を地方で雇用する企業に対して法人税を減免する制度を導入すれば、企業は自然に女性を地方雇用へと誘導するようになります。また、進学や就職において地方定着を優遇する仕組みを設けることで、都市部への女性集中を防ぐことが可能です。
3.4 次章へのつなぎ
このように、都市に女性が集まりすぎることは、少子化に直結する大きな問題です。都市計画と税制によって女性を地方に分散させることは、結婚率や出生率を改善するために欠かせません。
しかし、少子化の要因は都市への集中だけではありません。次章では「社会保障」がどのように少子化を加速させているのかについて考察していきます。
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