ABEMAの『男磨きハウス』を見ていて、ふと胸がざわつきました。
出演者たちの必死さ、葛藤、涙。
どれも“本気で変わりたい男たち”の生の感情で、胸を打たれます。
でも同時に、私はどうしてもこう思ってしまいました。
「いや、これじゃモテるようにはならねえだろ」と。

Murasakiくん、ジョージ好きだよねw

あぁ。あそこまで情緒に全振りしたYouTubeチャンネル、なかなかないからな。
男磨きは素晴らしい行為です。努力です。
でも、恋愛の世界では“努力の方向”を間違えると永遠に報われません。
ここからは、あの番組を入口にしつつ、
私が強く感じた“別の意見”を率直に語っていきます。
男磨きハウスとは?

ABEMAで配信されている『男磨きハウス』は、人生どん底の男たちが10日間で変わろうとするリアリティ番組です。
- 金もない
- モテない
- 自信もない
- なんなら童貞もいる
そんな5人が、筋トレ・サバイバル・街コン・ファッション・内面改革などを叩き込まれ、必死にもがきながら“変わろうとする”姿を描いています。
そんな彼らを導くのは、メンズコーチ ジョージ

「厳しいって。」で大バズりした男だ。

面白いよねw
彼らの必死な表情、傷だらけのプライド、時々こぼれる弱音。
見ているこちらも胸が痛くなる。
だってあれ、全国の「非モテ男性の痛み」そのものだからです。
でも——だからこそ、直視すべき現実があります。
それは、男磨きをするとモテるようになるの?という現実的な問いです。

X上では、男磨きハウスに出演した男性の「デートに誘うシーンと それを鑑賞するジョージたち」の姿が拡散され、炎上状態になりました。
「なんでお前ら笑ってんだよ」
「コーチが教え子笑っちゃダメだろ」
そんな彼らに、最後は勝利を掴み取ってほしいからこそ、私はこの記事を書くことにしました。
男磨きではモテない3つの理由

男磨きを否定したいわけではありません。
ただし「恋愛の成果」という一点に絞って見たとき、
男磨きは驚くほど非効率で、的外れで、本質からズレています。
ここからは、その理由を具体的に解き明かしていきます。
モテるには“外に出て、女性に踏み込む”必要があるから
男磨き勢がよくやることを見てください。
- 筋トレ
- 自炊
- 瞑想
- コールドシャワー
- 生活最適化
全部“自分の中で完結”しています。
つまり、恋愛市場の外側でドヤ顔してるだけなんです。
もっと言えば、これは非モテが大好きな“自己完結型の無駄な努力”です。

つまり???

異性を獲得したいなら、女性にアプローチして評価してもらわないとダメだろ。
「努力してる自分が好き」
「準備だけして安心したい」
そういう人ほど、この“自己満足で終わるループ”にハマります。
でも、それが恋愛の現場では一切伝わりません。
存在してないのと同じです。
ここが地獄の入口です。 モテるには“外に出て、女性に踏み込む”必要があるから
どれだけ磨いても、女性の前に出なければ誰にも伝わりません。
恋愛は絶対に 外側の世界でしか発生しない現象 です。
でも男磨きは——
- 筋トレ → ジムにこもる
- 自炊 → 部屋にこもる
- 瞑想 → 目を閉じる
- コールドシャワー → 浴室で震える
全部、自分の中だけで完結します。
どれだけ頑張っても 恋愛市場に“存在していない”のと同じ です。

待って。自分の記事で「筋トレはモテに影響する」って結論づけてなかった?

もう少しちゃんと読め。
私は以前、筋トレをするとモテるのか?というテーマで記事を書きました。
結論モテるようになるのですが、注意しなければならないのは 外見に成果が現れるには精神的にもキツく時間がかかるということです。
世の中には、細身で女を殴ってそうな外見の男が普通にモテてたりします。彼らの物理的な強さは大したことなくても、結果が出ているのです。
筋トレ含む「男磨き」に精を出している男は、あるものから徹底的に目を逸らしています。
アタックには「加害性」があるが、彼らはそこから逃げている
忘れられがちな真実があります。
アプローチ行為は、相手の心と時間に踏み込む“加害性”をともなう ということです。
- 声をかける
- LINEを送る
- デートに誘う
全部、相手の人生に割り込む行為。
だから怖い。
だから人は男磨きに逃げる。
“準備だけしていれば、傷つかずに済むから”。

恋愛の本質はここだ。嫌われる覚悟でアプローチしないと、好かれることもないんだよ。

確かに、本当に大事な部分から目を逸らしているように見えるね。
でも、恋愛ではその摩擦を避けられません。
磨けば磨くほど、その摩擦の怖さが増す人すらいます。
「ここまでやったのに、失敗したら終わりだ」 と。
男磨きは、恋愛で最も必要な“踏み込む勇気”を代わりにやってくれる魔法ではありません。
モテを2倍にする最速の方法
まず大前提として理解してほしいことがあります。
男磨きという行為は、本質的に“モテ”にフォーカスしたものではありません。
- 健康のため
- メンタルのため
- 自己肯定感のため
- 生活改善のため
つまり“内側の自分を整える行為”なんです。
これは素晴らしい。
でも、外見が“2倍”良くなるなんてことはまず起きません。
そもそも美容や筋トレで人間の魅力度が急激に跳ね上がるなんて幻想です。

全く上がらないとは言っていない。ただ、凄まじい労力を必要とするだろう。

なるほど。。、
…まさか、男磨きとやらをやって 仕上がるまで待つの???笑 そんなことしてたら10年経っちゃいますよ。
だから現実的に考えると、
モテを2倍にする唯一の方法は、アプローチ数を2倍にすること
だけなんです。
外見改善で得られる変化は“数%”。
行動量で得られる変化は“100%”。
非モテを抜けるかどうかは、この差を理解できるかどうかでほぼ決まります。
「非モテだから非モテ」というトートロジー
非モテはこんなループでできています:
- 非モテ → 自信がない
- 自信がない → 行動できない
- 行動しない → 恋愛経験ゼロ
- 恋愛経験ゼロ → さらに自信がない
- 自信がないから男磨きを始める → でも“現場経験”はゼロのまま
- いざ気になる異性が現れても、経験不足でうまくいかず撃沈
- 「やっぱり自分はダメなんだ…」と元通り
どうですか?
ね? 意味ないでしょ???

男磨きはこの“非モテループ”に直接介入しません。
外見を整えても、経験値が増えなければ恋愛の筋力はいつまでもゼロのままです。 → 自信がない
- 自信がない → 行動できない
- 行動しない → 恋愛経験0
- 恋愛経験0 → さらに自信がない
男磨きはここに一切介入しません。
なぜなら、行動経験という“現場のフィードバック”が恋愛の核心だからです。
どれだけ磨いても、経験ゼロなら恋愛の筋力はつきません。
経験は、現場でしか獲得できないスキルです。
男磨きは「同時並行でやるべき」目的化した瞬間に一生負ける
誤解してほしくないのですが、男磨き自体は素晴らしいです。
でも、これを“中心の目的”にした瞬間に詰みます。
男磨きは——
- 行動のためのガソリン
- 自己肯定感を上げる補助
- メンタルの土台
このくらいの位置づけが正しいです。
しかし多くの男性は:
「まず磨く → 仕上がってから出る → 永遠に磨き続ける」
これをやってしまいます。
まるで、準備運動だけして本番に出ずに帰る人のように。
そして気づけば30代後半。
恋愛市場の入口に立たずに、人生だけが進む。
この悲劇は、もう見たくありません。
行動こそ、唯一の“反撃”だ
男磨きなんぞでモテるわけねーだろ。
でも、やる価値はあります。
ただし “同時並行で、行動のために使うなら” という条件付きです。
恋愛を動かす3つの要素。
- 外見
- 行動
- 経験
このうち、男磨きが担うのは外見と自己効力感。
肝心の“行動”と“経験”は現場でしか得られません。
だから今日からの黄金比率は:
男磨き:20% 行動(アプローチ):80%
行動すれば経験になる。
経験は自信になる。
自信は外見より強い魅力になる。
このループに入れた人から脱非モテします。

非モテを脱出する唯一の方法は、男磨きではなくて「行動」なんだ。

がんばります。。、
行動を起こせば、あなたは苦しい思いをするシーンも出てくるでしょう。しかし、それが本質であり、そこから目を逸らしているのが男磨きです。
何度も女性にアタックし、フラれ、そこからフィードバックを獲得し、次はもっと上手くいくと信じて再度行動する。
それができれば、あなたは非モテトートロジーの罠から脱出できるのです。
あなたの人生が、孤独な努力ではなく“現場での勝負”に変わりますように。




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