【論文】たった5日のジャンクフード連続摂取でインスリン抵抗性が破壊され食欲が暴走する

2025年の研究を紹介します。たった5日のジャンクフード摂取は、脳のインスリン抵抗性が発生し、食欲を暴走させる可能性があることがわかりました。

Here we show that short-term overeating with calorie-rich sweet and fatty foods triggers liver fat accumulation and disrupted brain insulin action that outlasted the time-frame of its consumption in healthy weight men. Hence, brain response to insulin can adapt to short-term changes in diet before weight gain and may facilitate the development of obesity and associated diseases.

A short-term, high-caloric diet has prolonged effects on brain insulin action in men

研究では29人の健康な被験者に対して、ジャンクフードのような高脂肪食を含む食事をするグループとそうでないグループに分けました。

実験は5日間行い、脳のインスリン抵抗性を比較する実験を行いました。

クソニートくん
クソニートくん

インスリン抵抗性って何?

Murasaki
Murasaki

インスリンは血糖値を下げ食欲を調整する物質だ。それに抵抗してしまうのだから、食欲が暴走してしまうことになるな。

結果として、ハイカロリーな食事を5日間継続したグループは、そうでないグループと比較して脳のインスリン抵抗性が上昇していることがわかりました。

また、5日後の体重測定では、両者の体重に変化は見られませんでしたが、ハイカロリーな食事を続けたグループは、肝脂肪の割合が上昇していました。

また高カロリーな食事を5日間続けたことで、脳の報酬系が混乱することも分かりました。

これにより、大量に摂取したはずのジャンクフードを「もっと食べたい」と感じるようになります。

つまり、「高カロリーな食事を摂取する」→「もっと食べたくなる」→「高カロリーな食事を摂取する」という悪循環が生じるのです。

マックの依存性

さらに、通常の食生活に戻した後も、脳のインスリン感受性は完全には回復しませんでした。

これはたった5日間であっても、高カロリーな食事を続けることが、長期的な影響を及ぼす可能性を示唆しています。

タイトルとURLをコピーしました