2017年 イェール大学(University of Yele)の研究を紹介します。精子の量を増やすために必要な有酸素運動は、ウォーキングやジョギングのような中程度の強度のものであることがわかりました。
研究では運動習慣のない男性397名をランダムに以下のような群に分けて調査されたランダム比較実験が行われました。
- 中程度の強さの継続的トレーニング(ジョギング・ウォーキング)
最初の3ヶ月は25~30分/Day を週3~4日。その後40~45分/Day を周4~6日 - 高い強度の強さの継続的トレーニング(息が上がる程度のランニング)
最初の3ヶ月は40~50分/Day を週3日。その後50~60分/Day を週3日 - 高い強度の強さのインターバルトレーニング(HIIT群)
最初の3ヶ月はランニングマシンで1分ランニング1分休憩を10セット。その後15セットに増やす - 何もしない
HIITについては以下参照。
これら4つのグループに対して、定期的(運動開始前、動開始12週間後、24週間後、運動終了7日後、30日後)に精子検査・精子DNA損傷度検査・炎症や酸化ストレス・抗酸化関連のマーカーを調べて比較しました。
結果として最もこれらのスコアが良かったのは中程度の有酸素運動(ウォーキング・ジョギング)でした。
https://www.babyandme.jp/wp/wp-content/uploads/2018/03/YFP_1701.pdf