日本の政治において、触れた瞬間に爆発する「核のボタン」がいくつか存在します。
その典型例が「高齢者の窓口負担3割化」です。

それでも7割引で医療を受けられるのに、年寄りの文句がうるせぇんだよな。

なんか想像できちゃう〜笑
これまで、このボタンに触れようとした先駆者たちは、例外なく「弱者切り捨て」というレッテルを貼られ、政治生命を削られてきました。
しかし2026年、その景色は一変しました。
安野貴博氏率いる「チームみらい」がこの問題を正面から掲げ、SNSを席巻しています。
これは単なる一政党の主張ではありません。長年続いた「世代間搾取」に終止符を打つ、現役世代による歴史的な革命の号砲なのです。
この記事を書いた人


はじめまして。「論文解説お兄さん」を自称している、Murasaki(むらさき)だ。

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はじめまして。この記事を書きました Murasakiと申します。
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この記事では、一貫して「シルバー民主主義だった過去を脱ぎ捨てて、ゲームチェンジが始まったんじゃないか?」という主張を展開していきます。
私の記事では頻繁に「窓口負担を引き上げても、高齢者の健康に影響はない」と述べています。
ですが、ここまで事実ベースで理解している人も少ないでしょうし、何より高齢者の道徳的優位性の壁が高かった…
窓口負担引き上げても健康上ほとんど問題ないと主張しても、弱者のフリした高齢者の主張を捻じ曲げることは困難だったのです。
しかしながら、2026年の衆議院選挙で状況は一変しました。日本はいかにしてゲームチェンジが起こったか?そのことについて考えてみようと思います。
高齢者医療「無償化」というポピュリズムの原罪
日本の社会保障が歪み始めた原点は、1969年にまで遡ります。
よく「田中角栄政権が1973年に始めた」と言われますが、その引き金を引いたのは、当時の美濃部亮吉東京都知事でした。

1969年、美濃部都政は「70歳以上の医療費無料化(マル福)」を打ち出しました。
これが国民の熱狂的な支持を集めたことで、国政も追随せざるを得なくなり、1973年の「老人医療費無料化」へと繋がったのです。

結構歴史長いんだね。

当時、高齢者は少なかったからな。
だから財政的にも機能したんだろう。
「お年寄りを大切にする」という美名のもとにバラ撒かれたこの政策は、一度始めたら最後、止めることのできない「甘い毒」となりました。
この時から、日本の現役世代は高齢者の医療費を肩代わりし続ける「終わりのない奉仕」を宿命づけられたのです。

この終わりない老人福祉のために、下の世代はあらゆるものを犠牲にすることを強いられているのです。
改革の盾となり、散っていった先駆者たち
この不条理な構造を壊そうとした政治家たちは、ことごとく既存勢力という壁に跳ね返されてきました。
ここからは、老人福祉にメスを入れようとした人たちの歴史に触れようと思います。
菅義偉氏(前総理大臣)

菅氏は「一定以上の所得がある高齢者の窓口負担を2割にする」という、今思えば控えめな改革を断行しようとしました。
しかし、連立相手である公明党と利権団体「日本医師会」からの激しい抵抗と批判により、対象範囲を大幅に絞り込まれ、負担割合の引き上げ案を事実上「握りつぶされる」形となりました。

自民党内からも「選挙に勝てなくなる」と後ろから撃たれ、この挫折は改革の難しさを象徴する出来事となりました。

本当に公明党が連立与党から消えてくれて感謝している。
下の世代を犠牲にしてでも老人のために汗をかく、愚かなカルト集団だ。

言いすぎでしょw
音喜多駿氏と日本維新の会

音喜多氏もまた、野党の立場から一貫して「世代間格差の是正」と「3割負担」を訴え続けてきた一人です。2024年の衆議院選挙、2025年の参議院選挙では一貫して社会保障改革を訴え、路上で白昼堂々 利権団体「日本医師会」を批判する暴れっぷりを見せました。
音喜多氏の改革熱は党の上層部にも伝播し、2025年参議院選挙で、日本維新の会は社会保障改革をメインイシューで戦うようになりました。
結果は、、、音喜多駿氏の敗北。日本医師会の犬「武見敬三」氏を道連れにできたものの、路上で医療窓口負担3割を主張した音喜多氏は敗北しました。
その後、日本維新の会は与党入りを果たし、代表の吉村洋文氏も頻繁に「高齢者3割負担」を主張するようになりました。
もちろん、維新は大阪という強固な地盤があるため、こうした尖った政策を掲げても「受かる人は受かる」という土壌があります。彼らの主張が長年「大阪のローカルな叫び」や「野党の極論」として片付けられてきたのも事実です。
本当の意味でのゲームチェンジは2026年の衆議院選挙で起こりました。
2026年、ついに「ベルリンの壁」が崩壊した
ところが、今回の「チームみらい」が起こした旋風は、これまでの文脈とは全く異なります。
衆議院で議席ゼロ、党首の知名度もこれまでの政治家とは比較にならない。
そんな彼らが掲げたのは、「高齢者窓口負担3割化」という劇薬。さらに「消費税減税」などの甘い飴を一切提示せず、「痛みは痛みのまま、合理的に受け入れよう」という硬派すぎる主張でした。
これまでの定説では、高齢者福祉に手をつける政党は絶対に受からないと言われてきました。
しかし、蓋を開けてみれば11議席の獲得。この事実は、日本の政治における「ゲームのルール」が完全に変わったことを示しています。

小さな政党が高齢者に負担をお願いする主張を展開し、そして11議席の獲得。
これは本当にすごい。
かつてメディアや公明党、既得権益層に封印されていた「現役世代の怒り」が、ついに地上波の感情論をバイパスし、政治を動かす実弾(議席)へと変わったのです。
これこそが、社会保障改革における「ベルリンの壁」の崩壊です。
現役世代の勝利は近いのか
私は以前、「もはや社会保障改革は無理なんじゃないか」と主張する記事を書きました。
また、今の経済状況を見るに、社会保障改革だとバレずにそれを実現する方法は「インフレで日本円を焼き尽くして、福祉を紙屑にするしかない」と主張したことさえあります。
これらの主張の背景には全て「高齢者にヨシヨシする優しい(笑)政治」をしないといけないという前提条件があったからです。
この状況下で、チームみらいが実現した「高齢者に負担を求める議論をしても、選挙に勝てる」 この前例が作られたことの意義は計り知れません。
もはや、既得権益に配慮して現役世代を犠牲にし続ける言い訳は通用しなくなりました。
さらに、政党として「高齢者の医療窓口負担3割」を主張している日本維新の会が政権与党入りしたことも極めて重要だと思います。
安全地帯から批判や予算案賛成の条件として要求するだけのスタイルを取れなくなった維新が、社会保障改革に前向きなのは極めて嬉しいことです。
もちろん、改革のブレーキ役になる人間(日本医師会やそれに応援されて政治家になった人間など)をいかに黙らせるかが大変なのでしょうが…笑
窓口負担3割化は、単なるスタートラインです。
僕たちは今、シルバー民主主義という長い冬を終え、ようやく自分たちの権利を取り戻すための、勝利への最初の一歩を踏み出した… かもね?と期待しつつ、この記事を終わりにします。






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