2016年にロート製薬が発表した研究を紹介します。若い女性特有の甘い香りは、加齢に伴って減少することがわかりました。

研究では、10~50代の女性50名が約24時間着用した布を、専門パネラーにより6段階臭気強度表示法にて官能評価を実施してもらうことで調査されました。
結果、10、20代と比較して30代以降で「SWEET臭」と呼ばれる香りが減少することが分かりました(図1)。

また、その「SWEET臭」に関して年齢と官能スコアの相関を調べた結果、16-35歳までは負の相関性を示した一方で、36-57歳では相関性を示しませんでした(図2)。
以上より、10~20代女性特有に「SWEET臭」があり、35歳付近に「SWEET臭」の曲がり角があることが分かりました。