【論文】自撮り写真を頻繁に撮ると認知が歪むからやめた方がいい

2016年の研究を紹介します。自撮りを頻繁に行うと、自分の写真をより魅力的だと認知することがわかりました。

Although selfie-takers and non-selfie-takers reported equal levels of narcissism, we found that the selfie-takers perceived themselves as more attractive and likable in their selfies than in others’ photos, but that non-selfie-takers viewed both photos similarly.

Selfie Indulgence: Self-Favoring Biases in Perceptions of Selfies

研究では、198人の大学生を集めて、

  1. みんなにネットに投稿しても良いと思うレベルの自撮りを撮らせる
  2. 研究者がみんなの写真を撮る
  3. 別の学生たちを集め、上で撮った写真の魅力度と好感度を採点させる

という実験を行いました。

結果は自撮りに不利なものになってまして、

  • 普段からよく自撮りする人ほど、他の人が撮った自分の写真よりも、自分の自撮りの方が魅力的で好感が持てると信じていた。
  • しかし、ほとんどの人は、自撮りよりも他人が撮った写真のほうが魅力的で好感度も高いと判断された。

という結果でした。

研究者は「普段から自撮りを頻繁に行う人は、自分の顔の長所ばかりに目を配るので、結果として客観的な自分の魅力を誤解するようになる」と述べています。

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