2009年、OkCupid社が発表した報告を紹介します。男性ユーザーのメッセージにおいて、「ちょっと弱気」な言葉づかいは、返信率を高める効果があることが明らかになりました。

具体的には、「awkward(気まずい)」「sorry(ごめん)」「apologize(謝る)」「kinda(ちょっと)」「probably(たぶん)」といった、少し曖昧で控えめな単語が男性のメッセージの返信率を向上させる傾向が見られました。特に “sorry” は女性ユーザーにも効果が確認されています。
一方で、”please(お願いします)” は返信率が22%と低く、ネットスラングの “pls”(23%)よりも悪い結果となりました。
これらの傾向からは、「オンラインでは強気よりも、控えめで非脅威的な印象の方が効果的」だと推測されます。ただし、脆弱さを演出する戦略も、やりすぎると「必死すぎ」に見えて逆効果になりうることに注意が必要です。