2025年7月の参議院選挙。自由民主党が衆参過半数割れになるかどうかの瀬戸際の戦い。
そこでは意外にも外国人問題がかつてないほど大きな争点となり、日本中がこの問題から目を逸らせなくなった歴史的な分岐点となりました。
2025年の選挙、外国人問題でめちゃくちゃ荒れてたよね。でも結局、移民入れないと日本は詰むんでしょ？ 多様性って大事じゃん？
「労働力」が欲しくて入れたとしても、やってくるのは「学校」も「病院」も必要な「人間」なんだよ。お前のその薄っぺらな頭で、30年後の日本がどうなってるか想像してみろ。
「人手不足を救う魔法」として語られる移民政策ですが、労働力さえ増えれば万事解決、などというのはあまりに幼稚な空論です。
一度受け入れた人々を「やっぱり無しで」と追い出すことは不可能です。
欧州が証明した「多文化共生の崩壊」という現実を、なぜ日本だけが回避できると信じ込めるのでしょうか。それは希望的観測ですらなく、ただの思考停止です。
今回は、お花畑な多様性の幻想に対して、数字とエビデンスでしっかりと根拠を持って反論できる土台を作るための研究を紹介します。
この記事を書いた人
はじめまして。「論文解説お兄さん」を自称している、Murasaki(むらさき)だ。
友人兼水先案内人のニートです！
はじめまして。この記事を書きました Murasakiと申します。
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マルボロの赤を愛煙する喫煙者です。
詳細につきましては、以下の記事をご確認ください。
このブログでは、ほとんどの場合論文の引用や信頼できる公的機関等が発表した統計データの一次情報を引用して、一貫した主張を展開するスタイルを徹底しています。
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なぜ外国人政策・移民問題を真面目に考えるべきか？
「差別だ」「排他的だ」というレッテルを貼って議論を封殺する時代は終わりを告げました。
今、私たちが直視しなければならないのは、感情論ではなく「数十年後の日本がどうなるか」という冷徹な未来予想図です。
なぜなら、移民政策には「取り返しがつかない」という恐ろしい側面があるからです。
選挙の時もめちゃくちゃ荒れてたよね。でもさ、問題があるなら後でルールを変えればいいだけじゃないの？
おめでたい奴だな。一度受け入れて、その土地に根を張った人々を、後から「やっぱり無しで」と追い出すことなんて不可能なんだよ。彼らには生活があり、家族があり、そして『人権』がある。一度開けたパンドラの箱は、二度と閉めることはできないんだよな。
私たちは今、日本の文化や社会構造、そして安全保障そのものを変質させるかもしれない、巨大な決断の岐路に立たされています。
これは単なる労働力不足の解消策ではなく、国のカタチそのものをリセットする行為なのです。
だからこそ、お花畑な理想論を剥ぎ取り、メリットとデメリットを天秤にかける「真剣な議論」が必要なのです。
「多様性は経済を救う」という幻想
「移民を受け入れれば、労働力が増えて経済が活性化し、税収も増える」――。
耳にタコができるほど聞かされたフレーズですが、現実はそんなに甘いものではありません。
むしろ、無計画な受け入れは国家財政をじわじわと、しかし確実に蝕んでいく「猛毒」になり得るのです。
でもさ、移民の人が日本で働いて税金払ってくれれば、僕たちの年金も安泰になるんじゃないの？
お前、算数からやり直せよ。移民が「支払う税金」よりも、彼らが受ける「行政サービス（医療・教育・福祉）」のコストの方が高ければ、それはただの巨大な赤字なんだよ。
そもそも移民を入れることによって日本の経済は助かるのか？
それを残酷なまでに証明してしまったのが、オランダで行われた25年間にわたる大規模調査です。
2021年の研究を紹介します。移民の背景によって財政への貢献度は劇的に異なり、オランダ全体で25年間に約4,000億ユーロ（約50兆円以上）の純コストが発生していると推計されました。
これはオランダが天然ガスの採掘開始から2019年までに得た全収益と同規模の金額です。
The total net cost of immigration for the Dutch public finances for the period 1995-2019 is estimated at approximately €400 billion.
Borderless Welfare State – The Consequences of Immigration for Public Finances
この研究は1995年から2019年の全人口マイクロデータを用いたコホート分析です。
労働移民はプラス寄与ですが、難民は1人あたり約47.5万ユーロのマイナス寄与となる傾向があり、彼らの背景による収支差が極めて大きいのが特徴です。
また移民の目的によって、財政への影響は劇的に異なることがわかりました（1人あたりの平均値）。
- 労働移民: ＋12.5万ユーロ（約2,000万円の黒字）
- 学生移民: －7.5万ユーロ（約1,200万円の赤字）
- 家族呼び寄せ: －27.5万ユーロ（約4,400万円の赤字）
- 難民（亡命希望者）: －47.5万ユーロ（約7,600万円の赤字）
更に出身地別の生涯収支には、さらに極端な差が見られます。
- プラス貢献グループ: 西洋諸国平均は＋2.5万ユーロですが、特に日本、北米、オセアニア、北欧、スイスからの移民は、1人あたり平均**＋20万ユーロ（約3,200万円の黒字）**という高い貢献を示しています。
- マイナス負担グループ: 非西洋諸国平均は－27.5万ユーロ。特に**モロッコ（－55万ユーロ）やアフリカの角・スーダン地域（－60万ユーロ／約9,600万円の赤字）**からの移民は、極めて大きな財政負担となっています。
難民を1人受け入れるたびに、日本円で約7,000万円以上の赤字を垂れ流す計算だ。これのどこが「経済を救う」なんだ？ 結局、彼らの生活を支えるのは、俺たちの血税なんだよな。
ひえぇ〜〜〜〜っ。7,000万円って……僕の生涯年収より高いかもしれないじゃん。
短期的には「人手が足りない」という問題があるでしょうから、外国から労働力を集めたいというモチベーションは理解できます。
しかし、例えば家族も連れてきてしまったらどうでしょうか。
日本の福祉にタダノリして文句を垂れる、しかも日本語が通じない迷惑な外国人とその家族… となったら、その分の負債を負うのは日本人です。
また彼らにとっても会話に苦労する日本人といるより、同じ境遇で言語も近いグループとつるむ方が楽でしょう。
他にもデンマークの事例を紹介しようと思います。
MENAPT
オランダの調査では、大まかな移民難民はコストであること、一部地域出身の移民は特にコストが大きいことを示していました。
これに関連した調査を紹介しましょう。
デンマークの調査は、統計の取り方が非常に「残酷なまでに正直」なことで世界的に有名です。
彼らは「MENAPT（中東、北アフリカ、パキスタン、トルコ）」という独自の区分を用いて、特定のルーツを持つ層の犯罪率や経済的コストを浮き彫りにしています。
ひでぇwww
だとしても事実なんだから、データとして区分するのは問題ないだろ。
実際、MENAPTの移民はデンマークにおいて特に足手纏いで、生涯においてどの年代を切り取っても付加価値よりコストの方が大きいという残酷な結果を示しています。
このように、外国人を日本に受け入れることは極めてコストが大きく、特にMENAPTを代表するような特定の地域にルーツがある人間は、労働力として受け入れてもコストでしかないことがわかるでしょう。
「治安」という名の隠れたコスト
ここから先は、さらに6件の公的データを用いて深く解説しています。
外国人問題・移民問題に関する知識のベースラインになる知識を集約したので、今後様々な場所で役に立つでしょう。
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