【論文】アルコールは顔の対称性の認知を狂わせるが、顔の魅力度判断については影響がない

2023年の研究を紹介します。アルコールを飲むと顔の魅力度判定がユルくなる(いわゆるBeer Goggle効果)を調べた研究です。

アルコールを飲んだ被験者は、確かに静止画の顔の左右対称性の認知が狂っていましたが 顔の魅力度判断には直結しない結果でした。

Alcohol had no influence on attractiveness judgements but higher blood alcohol concentrations were associated with higher symmetry ratings. Furthermore, as predicted, heavily intoxicated individuals were less able to distinguish natural from perfectly symmetrised face versions than more sober drinkers.

Impaired face symmetry detection under alcohol, but no ‘beer goggles’ effect

一般に顔の対称性は「たくさんの遺伝子をプールしている」ことを示す健康のシグナルです。

顔の対称性に対する認知が狂えば、多少不細工でも顔の魅力を高いと判定されそうですが どうやらそうでもないようです。

研究者は
「今回は静止画だったが、生体を用いた研究でより新しい治験が引き出せるかもしれない」
とコメントしています。

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