【論文】低テストステロン症の有病率は、BMIの上場症に伴って顕著に増加する

2013年の研究を紹介します。低テストステロン症(LT)の有病率は、BMIの上昇に伴って顕著に増大することがわかりました。

LT was observed in about one in four MTOPS study participants with baseline TT measurements. The prevalence of LT increased markedly with increasing BMI.

Prevalence of low testosterone and its relationship to body mass index in older men with lower urinary tract symptoms associated with benign prostatic hyperplasia

研究では前立腺肥大症(BPH)に伴う下部尿路症状(LUTS)を有し、薬物療法の臨床試験である前立腺症状の内科的治療(MTOPS)試験に登録された男性1896人を対象に行った実験をもとにしています。

低テストステロン症(LT)は、遊離テストステロン(TT)の測定値が1回で300ng/dL未満と定義しました。

結果としてLTの有病率はBMIの増加とともに増加し

  • 標準体重(BMI 25kg/m(2)未満)の男性では14.7%
  • 過体重(BMI 25kg/m(2)~30kg/m(2))の男性では24.2%
  • 肥満(ベースラインBMI 30kg/m(2)以上)の男性では39.3%

という結果でした。

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