【論文】野菜やフルーツの摂取量は精子の質と関連している

2021年の研究を紹介します。野菜やフルーツの摂取量は精子の質と関連していることがわかりました。

The consumption of fruit and vegetables was positively correlated with sperm concentration, vitality, motility, TAC-s, TAC-b, and SOD-b activity.

Influence of Fruit and Vegetable Consumption on Antioxidant Status and Semen Quality: A Cross-Sectional Study in Adult Men

実験では18~40歳の男性90人を対象に、野菜やフルーツの摂取量、抗酸化状態、精液の質との関連を調査しました。

  • 抗酸化状態:
    精液中の総抗酸化能(TAC-s)および血中総抗酸化能(TAC-b)、血中スーパーオキシドジスムターゼ(SOD-b)、グルタチオン還元酵素(GR-b)、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx-b)、カタラーゼ(CAT-b)活性、血中マロンジアルデヒド濃度(MDA-b)を測定。
  • 精子の質:
    精子濃度、射精液中の白血球、活力、運動率、精子形態を、コンピュータ支援精液分析(CASA)を用いて測定。

果物と野菜の消費量の第1四分位値(<318g/日)の男性に比べて、最高四分位値(>734g/日)の男性は、精子濃度、活力、運動率、TAC-s、TAC-b、GPx-b活性が最も高く、MDA-b濃度が最も低いことがわかりました。

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