【論文】黒人は白人と比して速筋が優位に多い

2015年の研究を紹介します。黒人集団は遺伝的にタイプII骨格筋線維(速筋)の割合が高いことがわかりました。

Recent research suggests that some race/ethnic groups, particularly non-Hispanic Black subjects, are predisposed to a reduced VO2max by way of muscle fiber type.

Black and White race differences in aerobic capacity, muscle fiber type, and their influence on metabolic processes

■ 調査コメント(ブログ執筆用メモ)

  • 研究対象・手法: 非ヒスパニック系黒人と白人を対象とした、有酸素能、筋線維タイプ、および代謝プロセスに関する先行研究の文献レビュー。
  • 主要な結論: 黒人は白人に比べてタイプII筋線維(速筋)の割合が高く、最大有酸素能(VO2max)が生まれつき低い傾向にあります。これがエネルギー消費の低さやヘモグロビン濃度の低さと合わさり、肥満や心代謝疾患のリスクを高める生物学的要因となっています。
  • 限界点・注意点: 過去の文献を統合したレビュー研究であり、個々のデータの測定環境や対象者の身体活動レベルのばらつきによる影響が残ります。また、主に米国の「非ヒスパニック系黒人」を対象としており、アフリカ大陸全体の多様な集団(東アフリカの持久系集団など)にそのまま一律に適用できるわけではありません。
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